NECと仏Alcatel-Lucentは、通信業界向け事業で提携する。
NECと仏Alcatel-Lucentは2月12日、通信業界向け事業で提携すると発表。第3世代携帯電話の高速化規格でのビジネスで合弁会社を設立する。
NECと仏Alcatel-Lucentは2月12日、通信業界向け事業で提携すると発表した。まず、第3世代携帯電話の高速化規格「LTE(Long Term Evolution)」の事業を手掛ける合弁会社を設立する。
協業では、NTTドコモなどが研究を進める第3世代携帯電話の高速化規格「LTE(Long Term Evolution)」の事業を手掛ける合弁会社を設立。第3世代サービスを提供する携帯電話事業者を対象としたLTEの商用システムを2009年中に実用化する計画であるという。
このほか、次世代ネットワーク(NGN)やWiMAXなどの次世代無線サービスに求められるIMS(IP Multimedia Subsystem)や光通信、IPルーティング技術などの領域での具体的な協業内容の検討を進めるとしている。
NECの矢野薫社長は、プレスリリースの中で「ITとネットワークを融合したソリューションを実現し、両社の幅広い分野におけるリソースを最大限に活用するためにさまざまな検討をしていく」とコメント。また、Alcatel-Lucentのパトリシア・ルッソCEOは「提携によってスケールメリットや製品開発のスピード、製品の優位性がさらに推進され、今後のワイヤレス市場で両社の立場を優位にするだろう」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.