CTCと日本HP、Vistaベースのシンクライアントを建材商社に導入

伊藤忠テクノソリューションズと日本HPが共同開発したシンクライアントシステムを伊藤忠建材が全社450台のPCに導入した。

» 2008年02月29日 17時26分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本HPは2月29日、建材専門商社の伊藤忠建材に「Windows Vista Business」をベースにしたシンクライアントシステム「HP Consolidated Client Infrastructure(HP CCI)」を導入したと発表した。既に同年1月4日から全社450台のPC環境で稼働している。

 HP CCIは、PCが持つ「表示」「演算」「記憶」の3機能を、仮想クライアント環境として再構築するもの。表示部分は、ディプレイと画面表示の専用装置であるシンクライアント製品「HP Compaq t5720 Thin Client」が、演算と記憶部分は、VistaをインストールしたブレードPC「HP bc2000 Blade PC」が活用される。サーバ管理ツールには、ソフトウェアの配備と供給のプロセスを自動化する「HP Rapid Deployment Pack」と、統合的にインフラを管理する「HP Systems Insight Manager」が使われる。

 伊藤忠建材は、3カ月という短期間で導入できる点、既存環境からの移行が容易な点、運用はブレードPCで一括管理するため、管理者の負荷やコストを低減できる点などを評価し採用を決めた。

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