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» 2008年03月18日 00時01分 UPDATE

HDE、メールの添付ファイルを送信後でも削除可能に

HDEは、メールの添付ファイルをサーバ上に格納することで送信後でも添付ファイルのコントロールを可能にする「HDE Secure Mail for Online Storage」を発表した。

[西尾泰三,ITmedia]

 HDEは3月18日、メールの添付ファイルに起因する情報漏えいリスクを軽減するためのソフトウェア「HDE Secure Mail for Online Storage」(HSMOS)を3月31日から販売開始すると発表した。

 HDEが提供するメールセキュリティ製品は、ウイルスやフィッシングといった外部からの驚異に対応するものと、情報漏えいなど内部からの驚異に対応するものに大別できる。HSMOSは後者に属する製品で、添付ファイル付きのメールを送信する際、ゲートウェイでダウンロードURL付きメールに自動変換、添付ファイルはHSMOSが稼働するサーバのストレージに格納、送信先にはURLを記載したメールとログインパスワード通知メールを送付する。これにより、送信元が間違ったあて先に添付ファイル付きのメールを送信した場合、Webサーバに保管されている添付ファイルを削除することで、漏えいの被害を最小限に抑えることができる。

 メールの誤送信に起因した情報漏えい事故の防止に寄与する製品だが、Webサーバに添付ファイルを格納することで、exeやzipを送受信できない拡張子制限や、メールサイズの制限を回避することもできる。

 管理画面からは、メールの送受信者ごとの条件設定や、パスワードの文字列設定、添付ファイルの保管期間などが設定できるほか、格納された添付ファイルへのアクセスログも確認できる。

tn_hde1.jpg 管理画面。ここでは送受信者ごとのアクションを設定できる。CSVなどからコピー&ペーストで一括登録も可能

 価格はユーザー数に応じた形態で、100ユーザーで105万円から。Red Hat Enterprise Linux 4(ES/AS)、Red Hat Enterprise Linux 5上で動作するほか、内部的にはPostgreSQLを利用する。

記者のワンポイントアドバイス

 企業間で情報をやりとりする場合に「宅ふぁいる便」のようなサービスが用いられることは多い。しかし、情報漏洩やコンプライアンスへの対応から、こうした外部のサービスを利用不可とする企業も増えてきている。

 送信済みメールの取り消し機能はLotus Notes 8やExchange Server 2003などに搭載されているが、HSMOSが提供するのはあくまで添付ファイルに対するコントロールである。ただし、受信者の環境を選ばないという点でHSMOSの需要は少なくない。

 取り消す前に相手が読んでしまえば意味がないとはいえ、目的に対する完成度でいえば、バージョン1.0ではあるが非常に洗練されている。


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