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» 2008年03月25日 08時00分 UPDATE

災害対策「はじめの一歩」:カネなら無い!でもデータは守りたい (1/2)

ディザスタリカバリの重要性は知っている。でも、コスト計算をしてみたら二の足を踏んでしまうことも。そうした企業にオススメの方法を紹介する。

[敦賀松太郎,ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「サーバルームの標準装備」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


ディザスタリカバリサービスのススメ

 ディザスタリカバリシステムの目的は、災害が発生してシステムが被害を受けたとしても、データを消失せず、迅速に復旧することにある。しかし、想定できる最悪の事態から正常な状態に回復させるための“備え”を自前で用意するには、かなりのコストがかかってしまう。にもかかわらず、災害はいつ起きるか、どの程度の被害になるか分からない。当然、災害が起きずに無駄に終わる可能性もある。また、実際に災害発生した際に、あらかじめの備えが十分に機能せず、回復が遅れたり、回復できなかったりすることも考えられる。そうした無駄になるかもしれないシステムに投資するのは、相当な覚悟が必要だ。

 そのため、ディザスタリカバリの重要性を認識しつつも、実際に投資することを躊躇する企業は少なくない。中堅中小企業の中には、災害が起きてしまったら仕方がない、と運を天に任すような企業もある。

 だが、諦めてはいけない。多くのSIベンダー、サービスプロバイダーがディザスタリカバリを実現する各種サービスを提供しているのだ。そうしたサービスを利用し、事業継続に必要なデータだけは最低限守るようにしたいものだ。

データセンター事業者のサービス

 ベンダーが提供するディザスタリカバリサービスは、多種多様だ。それこそ、月額数千円程度のデータバックアップサービスから、災害発生時に待機系システムに切り替えてダウンタイムを最小化する本格的なサービスまで、自社のニーズに合わせて自由に選択できる。何がしたいか、何をすべきかまとめながら、できる限り多くのベンダーの話を聞き、見積もりを依頼するとよいだろう。

 どこに声をかけたらよいか分からない、というのであれば、まずは自社が契約しているインターネット接続サービスプロバイダー、あるいはハウジングサービスを利用しているデータセンター事業者、レンタルサーバを借りているホスティングサービス事業者、または回線を利用している通信事業者など、ネットワーク関連のサービス事業者に問い合わせてみることをお勧めする。おそらく、ほとんどのサービス事業者は、ディザスタリカバリ関連のサービスを提供しているはずだ。

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