Sun Microsystemsでマイクロエレクトロニクス部門を率いてきた執行副社長のデビッド・イェン氏が同社を去り、Juniper Networksに移籍する。
Sun Microsystemsでマイクロエレクトロニクス部門を率いてきた執行副社長のデビッド・イェン氏が同社を去り、Juniper Networksに移籍する。「Niagara 2」として知られていたUltraSPARC T2プロセッサを市場に出荷してからまだ1年足らずだ。Sunによれば、イェン氏は3月24日に退職し、4月にはJuniperに入社、当面は特定の担当を持たないという。
イェン氏の退職を受け、Sun Technologyのフェローであり、Sun Systemsの上級副社長兼CTOを務めるマイク・スプレイン氏がプロセッサ部門の責任者に就任するという。
Sunは目下、UltraSPARC T1およびT2プロセッサによってプロセッサ部門の立て直しに着手しており、さらに広範なマーケットやパートナーを模索しているところだ。最近、新しいプロセッサを自社で販売するだけでなく、技術特許を他社に販売することもできるようプロセッサ部門を再編している。
同社は3月24日、従来の銅線の代わりにレーザーを使って接続されるマイクロプロセッサ開発プロジェクトによって、政府から4400万ドルに上る資金提供を受けることを発表したばかりだ。
Sunは今年初め、UltraSPARCの次期主力プロセッサである「Rock」の出荷が2009年までずれ込むことも明らかにしている。
イェン氏は、マイクロエレクトロニクス部門を統括する以前は、同社のストレージグループを率いるなど、在職は20年に及ぶ。スケーラブルシステムズグループ、エンタープライズサーバ部門、プロセッサ&ネットワーク製品グループなど、同社の中核事業を統括した。
スプレイン氏もまた20年のベテランであり、マイクロエレクトロニクス部門やプロセッサ&ネットワーキング部門で要職を歴任している。
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