米Symantec、Windows Server 2008のデータ保護で認証取得のBackup Exec 12を提供

米SymantecはサーバからデスクトップまでのWindows環境のデータを保護する新製品「Symantec Backup Exec 12 for Windows Servers」を発表した。

» 2008年03月27日 17時57分 公開
[ITmedia]

 米Symantecは3月27日、サーバからデスクトップまでのWindows環境のデータを保護し、ディスクツーディスクツーテープ(D2D2T)のバックアップとリカバリー(復旧)をするための新製品を発表した。

 製品名は「Symantec Backup Exec 12 for Windows Servers」。Windows Server 2008に最適化し、サポートの認証を取得している。アプリケーションのデータのきめ細かいリカバリ(Granular Recovery)機能を強化し、保護の対象となるプラットフォームを拡張した。

 Backup Exec 12は、グローバルなセキュリティ警告システムであるThreatCon、電子メール保護システムであるEnterprise Vaultなど、シマンテックが独自に持つ機能と新たに連携した。

 Microsoft Exchange ServerやSQL Server、Active Directory、SharePoint Serverの環境において、迅速なバックアップとリストアを実現する。

 Backup Exec 12 for Windows Serversは、バックアップおよびリカバリソフトウェアとして初めてWindows Server 2008の認定ロゴを取得したという。Windowsを中心に構築された環境で、D2D2Tのバックアップとリカバリを実現する。Microsoft Windows Server 2008向けに最適化されたデータ保護に加え、ファイルサーバ、ワークステーション、Microsoft Exchange、SQL Serversに対してデータ保護を実現することで、企業はある指定した時点におけるデータの状態を復元できるようになる。

 Backup Exec 12は、Granular Recovery技術を使用することで、単一パスのバックアップからデータを迅速に復元する。Granular Recovery技術は、個々のExchange Serverのメールのリカバリにメールボックスのバックアップを実行する必要がなく、文書やユーザー属性、プロパティなど、SharePoint、SharePoint Services、Active Directoryが扱う各種のデータを短時間で復元できる。

 国内での価格は、Backup Exec for Windows Serversは1サーバあたり15万4200円、Backup Exec for Windows Small Business Servers Standardは1サーバあたり9万2200円、Backup Exec for Windows Small Business Servers Premiumは1サーバあたり12万3200円となっている。4月15日に出荷を開始する。

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