ウイングアーク、データ活用ソフトの新版を発表

ウイングアーク テクノロジーズは、データ活用ソフトウェア「Dr.Sum EA」の新版の出荷を3月28日に開始すると発表した。

» 2008年03月28日 19時47分 公開
[ITmedia]

 ウイングアーク テクノロジーズは3月27日、データ活用ソフトウェア「Dr.Sum EA」の新版の出荷を3月28日に開始すると発表した。

 出荷するのは「Dr.Sum EA Ver3.0」。業務データの高速な集計分析と可視化を促すDr.Sum EAシリーズの最新版となる。在庫データなど企業が持つさまざまなデータを、現場の幅広い担当者が自由に活用できるようにする。この日は、データを表示するための新しいエンジン「Dr.Sum EA Datalizer Expert」の提供も併せて明らかにした。

Dr.Sum EA Ver3.0の画面

 Dr.Sum EA Ver3.0エンジンの特徴は、Windows Server 2003やWindows Vistaなどの64ビット環境に対応し、パフォーマンスの高さを確保したこと。上位版のDr.Sum EA Enterpriseの場合、1億件以上のデータを投入してもスムーズに動作するという。

Dr.Sum EA Ver3.0の画面

 Unicodeにも対応、海外とのやり取りをする際のニーズに応えた。インタフェースを直感的にし、ワンツーワンのデータ活用、日本企業の業務に合わせた多様な集計手法を実装した。

 また、ホスト、オフコン、ERPや各種データベースなどの上位システムのデータを簡単に取り込み、社内データをさまざまな角度から集計できるようにした。取り込み可能データベースはOracle Database(9i、10g、10gR2)、Microsoft SQL Server(2000、2005) 、IBM DB2、PostgreSQL(8.0、8.1、8.2)MySQL(4.1、5.0)。ERPは、OracleやSAP製のほか、住商情報システムのProactive、大塚商会のSmileシリーズ、SSJのSuperStream、オービックのOBIC7exシリーズなど。

 併せて出荷したDr.Sum EA Datalizer Expertは、Dr.Sum EAエンジンからの集計データをWebブラウザでもExcelでも表示でき、必要に応じてデータをPDF変換できるようにする。ユーザー単位のディレクトリ設定、環境設定やシステム値設定を可能にする「パーソナライズ機能」、取得した集計データを一定期間キャッシュすることで、2回目以降の集計速度の向上を図る「キャッシュ機能」が特徴となっている。

 Dr.Sum EA Ver3.0の価格は、Dr.Sum EA Enterpriseが800万円から(税別)、Dr.Sum EA Premiumが250万円(税別)からとなっている。同時実行数、データ量により価格が異なる。Dr.Sum EA Datalizer Expertは250万円(税別)。

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