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» 2008年04月25日 14時49分 UPDATE

Web2.0 Expo:MS、イベントでLive Meshを実演

「Web2.0 Expo」において、Microsoftが新たな「Software plus Service」対応プラットフォームを発表した。

[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK

サンフランシスコ発――Microsoftは4月23日、同社の新たなファイル同期化フレームワーク「Live Mesh」を、サンフランシスコで開催されている「Web2.0 Expo」へ正式に出品し、デモを行った。

 実演したのは、Live Meshゼネラルマネージャーのアミット・ミタル氏。同氏が行った簡単な基調講演では、Live Mesh技術のちょっとしたデモと、機能を紹介したビデオを見ることができた。

 「Live Meshを利用すれば、デバイスを常に連係させ、データやアプリケーションをいつでも利用できるようになる。ユーザーは、クリック1つで情報をすぐにアップデートできる」(ミタル氏)

 Live Meshの本質は、ユーザーがPCとデバイスをシンクロさせ、個々の「デバイスメッシュ」に存在するあらゆるものを最新の状態に保つことを実現する、Microsoftの「Software plus Service」対応プラットフォームである。

 「だれもが日常生活において遭遇するさまざまな問題を解決するのが、このLive Meshだ。われわれは現在、すべての行動の中心にウェブが存在する世界に住んでおり、種々のデバイスを介してそのウェブとつながっている」(ミタル氏)

 新しくデバイスを買うと、IT管理者的な仕事をしなくてはならなくなり、人生はよりいっそう複雑になると、ミタル氏は言う。そうした現状を考慮して、同社は「2年前に対策チームを立ち上げた」(ミタル氏)。

 同チームが調べたデバイスはいずれも、「最初からインターネットに接続することを想定して作られたものだが、デバイス同士の連係は考えられていなかった」という。「そこでわれわれは、統合的なフィードおよびファイルの同期に加え、デバイス管理やデータ管理の統合について考えることにした。このとき重要だったのは、そうしたソリューションをきわめてシンプルなものにすることである。Live Meshは、PCとデバイスを常に互いを認識し合える状態に置く、Software plus Service戦略に基づいたプラットフォームだ」(ミタル氏)

 講演で流されたビデオには、水に飛び込んで泳ぐ子供の写真を撮っている、母親の姿が映されていた。母親が携帯電話で写真を撮ると、離れた場所にあるPCやデジタルフォトフレーム、空港でフライトを待つ父親が持っている携帯端末などと自動的にシンクロし、子供の写真が表示されるという筋立てだ。発表者に近い場所でこのビデオを見ていたある聴衆は、「すばらしい」とつぶやいていた。もっともミタル氏の発表に対する拍手は、全体的には控え目なものだった。

 ともあれ同氏は、「Live Meshはユーザーが物事の中心になる“万能体験”をもたらしてくれる」と、胸を張っている。

 ミタル氏の講演に先だって、O'Reilly Mediaの創立者で最高経営責任者(CEO)でもあるティム・オライリー氏は、「Windowデバイスしかサポートしていないのに、そこまでのエクスペリエンスが得られるだろうか」と冗談めかして発言し、Microsoftにやんわりと釘を刺していた。

 これを受けたミタル氏は、現時点ではLive MeshはWindow PCでしか動作できないが、近い将来、Macやその他のデバイスにも対応させるつもりだと返した。

 プラットフォーム企業たるMicrosoftは、同社のプラットフォーム上での開発を促進することを目標に掲げており、今回のLive Meshの発表も一連の取り組みのほんの一角にすぎないという。

 「われわれはプラットフォーム担当チームであり、Microsoftはプラットフォーム企業だ。開発者がすぐれた製品を争って開発するような環境作りをしたい」(ミタル氏)

 ミタル氏は、Live Meshプラットフォームの基本データモデルやAPIは一般に公開すると述べている。

 「一開発者として、わたしならLive Meshと連係するのにワイヤ形式を選択する。だれもがLive Meshを自由に活用できる環境を整えたいと思っている」(ミタル氏)

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