「ITに関係ないじゃん」「チラ裏」「ブログで書け」と担当に指摘され、平日には掲載してもらえなくなったわたしの連載……。あえて言えば、今回は音響カプラのお話です。
インターネット関連で、昔のこと……昔のこと……と記憶をたどっていたら、わたしが思い出したのはコレ。
『オレ通AtoZ』 by 恋緒みなと(現こいおみなと)
パソ痛通をテーマにしたマンガです(多分まだ実家のマウンテンサイクルにあるよ。自分でもさすがにオタクかなーと思うのはマンガ。蔵書はゆうに3000冊を超えます……)。しかも青春恋愛ストーリー。パソ通をきっかけに女の子とオフ会で仲良くなって……というお話。友人に「知ってる?」と聞いてみたら、「あの音響カプラ使ってピ〜ガ〜やってるマンガね!」と言われた。分かる、分かるよその気持ち!
わたしがお小遣いをためてモデムを買っていたころ、ギリギリ音響カプラは現役でした。ある意味、モバイルのさきがけ的な位置付けだったと思います。だって、公衆電話から回線につなげられるのは音響カプラしかなかったもんね。
当時のPCゲームで思い出深いのはアスキーの「ザ・キャッスル」かな(わたしはエクセレントを買った)。パッケージイラストはめるへんめーかーだった。あれは難しかった。PC-6001(パピコン)でプレイした「ミステリーハウス」も懐かしい。あの赤い筐体!
当然と言うべきか、日本ファルコム系のゲームもハマりました。
好きだったのは「ドラゴンスレイヤー英雄伝説T」のセリオス。キャラデザは高田明美さんだった。カッコ良かった。不織布で印刷されていたワールドマップは、大事に保管してあります。「英雄伝説U」ではセリオスが結婚していて悲しかったので、息子のアトラスにはあまり感情移入できませんでした。
今でもあらゆるゲームのエンディングの中で、英雄伝説Tの「隠しモードED」が最高だと思います。なので自分はイースより断然、英雄伝説派ですね。TAKERUを使わずに全員レベルMAXにしたよ! 太陽の神殿から、スタートレーダーといったビミョーな作品まで、日本ファルコム系のソフトは買いました。でもロードモナークがドラスレシリーズだったとは……。
ガイナックスがPCゲーム化した「サイレントメビウス」影響され、タイタニックにハマったこともありました。このゲームでは、キーアイテムとしてオルゴールが出てくるのですが、それをきっかけにDTM(的なもの)に没頭しました。友達に作曲してもらったオリジナル曲を自分で編曲し、オルゴール風に打ち込み(ミュー次郎とかではなく、ベーシックで普通にプログラムを書いた)したりしていました。PC-98とラジカセをつないでその曲を外部出力して、大事に聞いた記憶があります。まだメロディ覚えてるから、譜面を起こしてみようかな。
当時と違い、今は多くのゲームがネットワーク前提になりました。オフラインでガッツリ遊べるというゲームジャンルにも、元気が欲しいですね(目指せ! 次回こそ平日掲載)。
用語集 ※すべてWikipediaへのリンク(マウンテンサイクルのみ、はてなへのリンク)
音響カプラ、マウンテンサイクル、ザ・キャッスル、PC-6001(パピコン)、ミステリーハウス、ドラゴンスレイヤー英雄伝説、高田明美、イース、TAKERU、スタートレーダー、ロードモナーク
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