ブログにmixi、ケータイ、Wiiと、もはや生活の一部になっている、インターネット。でも10数年前は、そんなこと想像もできなかったですよ。PC-9801シリーズからMacへ移行、PC-VANやニフティサーブなどのパソ通にハマり、そしてインターネットに初めて触れたのが1994年。この10数年の出来事を、ヨタ話を交えてお届けします。
ご存知の方はこんにちは。そうでない方は、はじめまして。有馬あきこといいます。まずは簡単に自己紹介。あのライブドアの前身にあたるオン・ザ・エッヂの創業をして、その前から、Webデザインの仕事をしていたので、経験としては今年で13年目くらいになる、Webデザイナーというか、Webのナンデモ屋です。今はクリアキューブという会社をやっています。
さすがに13年もやっているといろいろあるんじゃないの? とITmediaに拾われて連載を持つことになりました。これからよろしくお願いします。
というわけで、じゃあその頃のインターネット事情ってどうだったのよ? というお話をしようと思います。
わたしのネットワーク遍歴、PC遍歴ですが、小学6年のとき、PC-9801UV2というマシンをに親にねだってゲット。お小遣いをためて、アイワのモデムと「まいと〜く」を買い、パソ通(PC-VAN)にどっぷりハマります。今は亡きマイコンBASICマガジンを毎月購読し、高校に入ると、アキバの中古ゲーム屋でプリンセスメーカーを買い、デバッグモードから全エンディング制覇というような、ダメっぽい女子高生でした。一応、ルーズソックスははいてましたけど(ちょうどハシリの時期)。
月日は流れ1994年。初めてインターネットに接続された端末に触ります……が、その頃はまだよく分かっていませんでした。ブラウザはMosaicです。当時のわたしにとっては、パソ通とはずいぶんちがうなあ、というイメージ。「わー、まいと〜く、いらないんだ!」とか思っていました。
1995年にWeb制作のバイトを開始。Mac(PowerMac8100/漢字Talk7)とPhotoshop(3.0/やっとレイヤーが使用可能になったバージョン)が使えるという理由で、「サイトのデザインをしてねー」と、任されたのが、www.ana.co.jpの「ANA's WWW」(当時の名称)。しかも立ち上げです。当時のサイトは、4つか5つのメニューだけで成り立っていました。「翼の王国」を、がしがしスキャンしていたことを思い出します……。
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