08年はやっぱり「環境」、Best of Show Awardグランプリ発表Interop Tokyo 2008

Interop Tokyo 2008に集まった製品やサービスからグランプリを決める「Best of Show Award」。今年は環境に配慮した省エネ製品が注目を集めた。

» 2008年06月13日 19時12分 公開
[ITmedia]

 インターネットの最新技術を紹介するイベント「Interop Tokyo 2008」。ネットワークに関する製品やソリューションを紹介するブースの出展は300を超える。その中から性能や価格といった判断基準に沿って最も優れた製品やサービスを決めるのが「Best of Show Award」だ。IT業界の有識者や大学の教授、来場者の投票で選ばれる製品は、新しいネットワーク環境をけん引していくものといえる。

image インターネット総合研究所の藤原洋氏

 今年は、機能の新しさ、分かりやすさ、価格の優位性、今後への期待、エコロジーという5つの観点でグランプリを選んだ。審査委員長を務めるインターネット総合研究所の藤原洋氏は「マルチベンダー環境での相互運用性や革新性などを審査した」と述べている。

 ソリューション&サービス、プロダクトアワード、ベンチャーといった部門から、15のサービスや製品がグランプリに選ばれた。

 中でも「審査員の満場一致で決まった製品」としてNECの省電力サーバ「ECO CENTER」に注目が集まった。「ラック単位ですべてのパーツを省エネにして電源の効率を上げた。またアルミの筐体を採用するなど軽量化を図った。NECがまじめに取り組んだ結果だ」と賞賛された。

 各部門におけるグランプリは以下の通り。


部門 カテゴリー 製品・サービス名 受賞企業
プロダクト部門 評価・計測関連製品 IxYukon イクシア
情報セキュリティ製品 BlueLane VirtualShield 住商情報システム/ BlueLane・RSA enVision
ホームネットワーキング関連製品 ライフィニティ 松下電工
ファシリティ関連製品 RESCUE POWER NTTファシリティーズ
ネットワークセキュリティ製品 SR-S224CP1 富士通
中小企業向けネットワークインフラ構築製品 EX 3200/4200シリーズ イーサネットスイッチ ジュニパーネットワークス
キャリア/xSP向けネットワークインフラ構築製品 AXシリーズ トータルIPv6ソリューション A10 Networks/物産ネットワークス
アプリケーション BLOGRANGER TG NTT
PC・サーバ・ストレージ・周辺機器 ECO CENTER NEC
ソリューション&サービス部門 ネットワークソリューション Windowsケータイ FOMA F1100を活用したモバイルソリューション 富士通
ShowNetデモンストレーション部門 ProactnessU、Next Stream 富士通/富士通九州ネットワークテクノロジーズ
ShowNetプロダクト部門 Juniper MXシリーズ ジュニパーネットワークス
審査員特別賞 40Gbps RZ-DQPSKトランスポンダ 横河電機
GreenIT部門 ECO CENTER NEC
エコロジー部門 松下グループエコアイディア宣言 松下電器産業/松下電工/パナソニックコミュニケーションズ

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