相談件数が増加:ワンクリック詐欺の相談が過去最多に――IPAが発表
IPAによれば、ワンクリック不正請求やソフトウェア製品の押し売りに関する相談が増加しているという。
情報処理推進機構(IPA)は7月2日、2008年上半期および6月度のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表した。
それによると、6月の相談総件数は1211件で、2005年の統計開始以来、月間で最多となった。特に「ワンクリック不正請求」に関する相談は372件と前月に比べて急増し、過去最多となった。このほか、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」(14件)、「Winnyに関連する相談」(4件)が続いた。
ワンクリック不正請求・相談件数の推移(IPAより)6月のウイルス検出数は、前月比18.5%増の約23万6000個で、届出件数も同15.3%増の2002件となった。検出数トップは、「W32/Netsky」で約20万5000個となった。2008年上半期の届出件数は1万993件で、半期ベースの推移では減少傾向が続く。IPAでは、大量メール配信型ウイルスの出現が少なくなっていると分析している。
6月不正アクセスの状況は、届け出件数が13件で、このうち被害のあったものは11件。内訳は侵入6件、DoS(サービス停止)3件、その他(被害あり)2件となった。SQLインジェクション攻撃によるデータベースの改ざんやネットオークションでのユーザーのなりすましなどが報告されている。上半期の総届出件数は62件で、前年下半期と比べて届出件数で約17%、被害件数で約13%それぞれ減少した。
同期中にはWebアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃やシステムの乗っ取りなどの被害が目立った。IPAでは、コンピュータセキュリティ設定の徹底や日常の運用管理によるセキュリティ対策を継続するよう呼びかけている。
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