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» 2008年07月12日 07時00分 UPDATE

iPhoneに続くか:スマートフォン「BlackBerry」体験記 (1/2)

欧米ではメジャーなスマートフォンとして知られる「BlackBerry」。国内と米国での使い勝手やコミュニケーションツールとしての可能性を検証した。

[國谷武史,ITmedia]

 米国や欧州の空港でフルキーボード付き携帯電話の画面を眺めていたり、何かを必死に入力したりしているビジネスマンを目にする機会が増えている。彼らが持っているのは、ビジネス向けのスマートフォンと知られるカナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry」。すでにホワイトカラー層にはおなじみのビジネスツールとなり、のべ約1600万ユーザーが利用しているという。

 今回、米国への出張を機会に日本法人のリサーチ・イン・モーションから端末を借り、国内と米国における使い勝手を試してみた。

 国内では現在、NTTドコモが法人向けにのみ展開している。8月からは個人ユーザー向けのサービス「ブラックベリーインターネットサービス」が開始され、門戸が広がることになる。企業ユーザー向けには、端末のほかに社内システムの窓口となる「BlackBerry Enterprise Server」や専用線サービスも導入しなければならないが、個人向けサービスではNTTドコモが用意するシステムでインターネット接続やPCメールが利用できるようになり、BlackBerry利用の敷居が低くなりそうだ。

 余談になるが、米国の入国審査官に「BlackBerryの取材で来た」と渡航目的を告げたところ、スムーズにやり取りが進んだ。米国ではそれほど一般に認知された存在となっている。

ビジネス向けに堅実な作り

 国内で提供されている端末「8707h」は、W-CDMAとGSM/GPRS網に対応し、国内ではNTTドコモのFOMA網に、海外ではドコモと国際ローミング提携する通信事業者のネットワークに接続する。当初は英語版だけだったが、2007年秋には日本語版も提供されるようになった。

 端末の外観は過去の記事で触れられているように、本体表面にQWERTYキーボードとQVGA液晶ディスプレイ、上部側面に電源ボタンとマナーモードボタン、右側面にトラックホイールとファンクション、左側面にUSB端子とイヤフォンジャック、ファンクションボタンが配置されている。

bbdt02.jpg 端末の右側側面。メニュー選択などでトラックホイールを多用する

 電源ボタンを押すと瞬時に待ち受け画面上にランチャーアイコンが表示される。電源をオフにするには、ランチャーアイコンの「電源オフ」で操作しなければならない。カーソルの移動はトラックホイールを利用する。なお、近年のBlackBerry端末にはトラックボールや「通話終了/電源ボタン」が搭載されるようになり、一般的な携帯電話端末に近い操作性を実現するようになった。

 日本語版では文字表示とローマ字入力、漢字の予測変換機能があり、英語に不慣れなユーザーに配慮した文字入力を実現している。ひらがなやカタカナ、アルファベットの切り替えは前面中央のファンクションキーで行う。キーボードでは、PCの「Shift」キーに相当する機能が「ALT」キーに割り当てられている。BlackBerryの入力操作に慣れるには、Windows Mobileなどのほかのスマートフォンに慣れたユーザーでも多少時間を要しそうだ。

bbdt01.jpg 待ち受け画面

 待ち受け画面には標準で27種類のアプリケーションが用意されている。電子メールや通話、メッセンジャー、スケジューラー、アドレス帳、Webブラウザ、タスク管理、メモ帳、ドキュメント検索といったビジネス向けのものが中心であり、セキュリティ設定やワイヤレス機能のオフといった操作も待ち受け画面からできる。このほか、日本語版のナビタイムとGoogle Maps、ゲームも用意されている。

 多くのアプリケーションは操作中に「通話終了」ボタンを押すと画面が閉じる仕組み。だが、これは操作が中断されるだけで、アプリケーション自体は終了しない。終了するには、トラックホイールからメニューの「閉じる」を選ぶ必要がある。

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