米HP、コンテナ型のデータセンター「HP POD」を発表

米HPは、コンテナ型のデータセンターを発表した。その名前は、かつて同社が再販していた「HP iPod」に似た「HP POD」(HP Performance Optimized Data Center)である。


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 米Hewlett-Packard(HP)は米国時間の7月16日、コンテナ型のデータセンター「HP Performance Optimized Data Center」(HP POD)を発表した。新しいデータセンターとしての実装のほか、既存データセンターの設備増強用、災害復旧対策用などでの利用が挙げられる。10月から提供を開始する。

 同製品は、40フィート(約12メートル)のコンテナに、最大で3500ノード以上の演算ノードと1万2000台の3.5インチHDDを格納可能。これは、通常のデータセンターの4000平方フィート(約370平方メートル)分の処理能力に匹敵するという。

 ネットワーク、電源、冷却装置といった必要設備はモジュール構造で搭載でき、同社の冷却技術「Dynamic Smart Cooling」「Modular Cooling System」、電源管理技術「Power Distribution Rack」などのソリューションとの組み合わせも可能。また、内部は専用のラックではなく標準的なラックを用いているため、他社のシステムも利用できる。HPの設定サービス「HP Factory Express」を利用し、6週間で出荷が可能という。

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 コンテナ型のデータセンターについては、サンが「Sun Modular Datacenter S20」(コードネーム:Project Blackbox)を1月に販売開始して以降、6月には米IBMも「Portable Modular Data Center」(PMDC)を発表しており、データセンター市場におけるコンテナ収容型システムの引き合いが今後高まることが予想される。

 サンは昨年、民間企業を中心に12団体が参加する「地底空間トラステッド・エコ・データセンター・プロジェクト」を発表。深度100メートルの地下空間にデータセンターを設置する取り組みを進めているが、S20の採用もすでに決まっている。なお、このデータセンターが稼働するのは2010年4月の予定。

 今回米HPがHP PODを発表したことで、大手ハードウェアベンダー3社がこの市場に向けて製品を投入したことになる。サーバルームからサーバコンテナといった次世代データセンターのあり方の変化が見て取れる中、こうした製品導入のストーリーラインをどのように引くかが注目される。

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