物干し竿でエコ? ブロガーたちのエコアイデア集オルタナブログ通信(1/2 ページ)

7月7日〜9日、洞爺湖サミットが開催された。地球温暖化、食糧危機、そして原油高騰……。果たして成果は得られたのか。iPhone、情報伝達の現在、ダビング10など、ITにまつわる時事ネタを、独自の形で発信するのがオルタナブロガーだ。

» 2008年07月18日 17時24分 公開
[森川拓男,ITmedia]

iPhone 3G発売前夜

 7月11日に発売されたiPhone 3G。もうすでに使い倒している読者もいることだろう。今回は7月3日〜9日までの投稿から、発売前のオルタナブロガーの反応を紹介する。

 ミッキー・グレース氏「ミッキー・グレースの頑張れニッポン!」iPhone 3Gは、契約面から日米を比較した。

 小川浩氏「Speed Feed」iPhone 3G登場間際に思うー日本のモバイル市場へのインパクト再考では、小川氏が昨年のiPod touch登場の際に書いた、日本の携帯市場をガラパゴス島に例えたエントリーを再掲。加えて現在の氏の考えも披露されている。

 それにしても、発売の数日前には販売店前に行列ができたiPhone。ITmedia海外速報部・広瀬麻子氏「海外速報部ログ」iPhone 3Gに並ぶ意外な(?)人によれば、何と1週間前から行列ができているというから驚きだ。

 松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」iPhoneに足りないのはストラップと羅針盤は、なかなかいい点をついている。特に、せっかくお父さんストラップのキャンペーンをやっているのに、ストラップが付けられないケータイなんて……。取り込むべき人を取り込めないかもしれない。また、もうぜんぶiPhoneアプリでいいじゃん、の世界で書かれたように、全部アプリケーション化してしまうというのも面白い提案だ。

 iPhoneには、日本のケータイで最近普及が進む、おサイフケータイ機能がない。しかし、松尾氏のおサイフケータイがけっして勝てない、iPhoneの◆◆◆◆ケータイでは、すごいアプリケーションが紹介されている。iPhoneでソロバンができてしまうのだ。

 これはこれで面白い。そして新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」iPhoneに電子マネーを貼っておサイフケータイ・・・狙われます。では、iPhoneに電子マネーカードを張っておサイフケータイにしてしまう方法を紹介しているが……新倉氏の指摘するように、危険度が増すだけだろう。この発想自体はユニークであるが。

 しかし、おサイフケータイもトラブルが発生しないわけではない。西脇資哲氏「IT世界の車窓から」nanacoが悪いのか、ケータイが悪いのか、私が悪いのか?@おサイフ携帯(写真アリ)では、モバイルSuicaで端末起因エラーが起きてしまったことを報告。無事に解決したのかどうか気になるところだ。

 iPhoneにしろ、iPodにしろ、音楽を共有したいということもあるかもしれない。松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」スティーブ・ジョブズ&けんじろう、音楽を共有する2つのメソッドと、その元になった吉田賢治郎氏「けんじろう と コラボろう!」二人が別々にiPodを聴いていても心が通じ合う方法「iPod Change」を読んで欲しい。こういうコミュニケーションもあるのかと、ハッとさせられるのだ。

触発されて、活性化?!

 160組を超えるオルタナティブ・ブロガーが参加するITmediaのビジネス・ブログメディア「オルタナティブ・ブログ」。彼らオルタナティブ・ブロガーは、日々、ITにまつわる時事ネタなどを発信し続けている。この膨大な投稿の中から、筆者目線で幾つかをピックアップして読者へとナビゲーションする目的で連載しているのが、「オルタナブログ通信」である。

 今回は、7月3日〜7月9日にかけて投稿された中から紹介する。主なキーワードは、冒頭で触れた「iPhone 3G」のほか、「洞爺湖サミットとエコ」「情報伝達」「ダビング10」「脱メタボ」などといったものだ。

 読者が、「オルタナティブ・ブログ」を読む際の参考にしてほしいと思う。

7月3日〜7月9日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 ここで見ていただいたのは、7月3日〜9日を7月1週としたグラフである。オルタナティブ・ブログの可視化であるが、その内訳は投稿されたブログ数、総エントリー数、4つ以上投稿したブログ数、1つしか投稿しなかったブログ数、新規ブロガーといったものとなっている。

 前回よりも少し下がったものの、投稿されたブログ数が高い位置にあることに変わりはない。吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」[定点観測]実名ブログ界の動向 2008年6月版〜ブログを開設する理由でも触れられているが、アクティブなブロガーが増えたために触発されたのだろうか。これからの動きに注目だ。

 さてここで、6月30日〜7月6日の週間アクセスランキングから、注目点を見てみよう。

 今回は、久しぶりに栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」のエントリーが1位になった。【速報】ニコニコ動画の特許出願が公開されましたで、特許問題に関する読者の関心の高さがうかがえる。栗原氏はほかにも、5月に投稿された三菱東京UFJの件、原因はわかったが理由が知りたいが4位に入った。

 2位には、前回1位だった夏目房之介氏「夏目房之介の「で?」」サンケイの『軍鶏』係争記事のコメントが。さらに今回は、試写を見てきたという宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』が8位に入っていて、スタジオジブリのブランド力を感じさせる結果となった。

 そして、前回2位だった吉田賢治郎氏「けんじろう と コラボろう!」学校裏サイト記事で知り合った「はてな村の若者20人」と飲んでみたが、3位となっている。

 ここまでは、1位に栗原潔氏が入ったことで繰り下がった格好だ。

 このほか、前回取り上げたマナー違反と言う前に(シロクマ日報)が5位に入っており、筆者の注目と重なっていたのは素直にうれしかった。

 9位にはニコニコ大会議で反響した声は学校の裏サイトと対して変わらないんじゃないだろうか?(一人シリコンバレー男)が入っていた。工藤氏の勇気ある発言に、コメント欄でも議論が交わされた。

 さて、7月3日から7月9日にかけて、オルタナブロガーが注目した話題とは何だったのか。筆者が注目したキーワードから、振り返ってみよう。

ブロガーズ・ミーティング@IBM「CEO Study」

 7月2日に、日本IBMのIBCSオフィスにおいて、『ブロガーズ・ミーティング@IBM「CEO Study」』が開催された。この模様は、参加したオルタナブロガーによって、7月3日以降に報告されている。「ブロガーズミーティング」でそのリポートをご覧いただける。それぞれの視点から書かれたリポートはなかなか興味深い。

 高橋徹氏「代替案のある生活」【IBM Global CEO Study 2008】 日本の CEO の安心材料と不安材料は、CEOの安心材料、不安材料をまとめてあって分かりやすい。

 今泉大輔氏「シリアルイノベーション」企業の未来をはっきりと示したIBMのThought Leadershipは、企業の未来を示す5つのキーフレーズを紹介。

 小林啓倫氏「シロクマ日報」CEOが顧客に教えを請う時代からは、時代の変遷を感じずにはいられないだろう。

 玉川岳郎氏「ニュータイプになろう!」未来企業に向けての「変革の可視化」--不確実性の説明責任とはでは、説明責任について、なかなか興味深い回答が得られていた。

 新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」IBM(Global CEO Study 2008)機会と機械←いずれも人でした。は、ネット社会が進みながらも最後はやはり人なのだということを、あらためて感じさせる。

 片貝孝夫氏「IT業界来し方行く末」Web2.0時代の広報の仕方をIBMに学ぶでは、「自らを変革することです」というIBMの姿勢を思い起こさせてくれた。これは、林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」「地球で一つの会社」@Global CEO Study 2008で書かれたこととつながる。

 そして、妹尾高史氏「抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー」「CEO」って何する人なんでしたっけ?・・・一・平社員の感じたこれから。は、他のブロガーのリポートも引用しつつ、かなり細かい部分まで書かれている。いままでのリポートでピンとこなかった部分がある人も、妹尾氏のリポートを読めば腑に落ちるのではないだろうか。

 ミーティングはなかなか盛り上がった様子で、可能ならば筆者も参加してみたい、と感じたものだった。

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