アルファシステムズは教員による生徒の個人情報漏えいを防ぐため、在宅勤務向けのテレワーク専用ソフトウェアを教育機関に導入する。
アルファシステムズは8月11日、CDブート型のテレワーク専用ソフトウェア「alpha Teleworker」を、教員用に展開すると発表した。教育委員会を中心に、教育機関を対象としたキャンペーンも開始した。
CDブート型のLinuxディストリビューション「KNOPPIX」をベースに開発されたalpha Teleworkerは、PCのドライブにCD-ROMを挿入してログオンする、画面転送型のシンクライアントソフトウェア。学内のPCにリモートアクセスして作業を行うため、自宅のPCに情報を保存できなくなる。そのため情報の持ち出しやウイルスなどによる情報漏えいを防げる。専用ソフトウェアなどはインストールしなくてよい。
アルファシステムズは同製品を、在宅ワーク用のソフトウェアとして企業向けに展開してきた。教育機関への展開は、教員による個人のPCの持込みや、USBメモリなどによるデータの持ち帰りによる生徒の個人情報の漏えいを防ぐため。
同社は、alpha Teleworkerのライセンスを半年間にわたり無償で貸与するキャンペーンなどを通じて、企業だけでなく教育機関にも同ソフトを展開する。
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