news012.jpg

MS月例パッチ11件公開、IEやWordの脆弱性に対処

Microsoftは予定よりも1件少ない緊急6件、重要5件の更新プログラムを公開。実際の悪用が報告されているSnapshot ViewerやWordの脆弱性に対処した。


 米Microsoftは8月12日(日本時間13日)、月例セキュリティ更新プログラムを公開した。内訳は緊急レベル6件、重要レベル5件。事前の通知では計12件を公開するとしていたが、Windows Media Playerのパッチが品質上の問題で公開延期となった。

 緊急レベルの更新プログラム6件はMicrosoft Image Color Management(ICM) System、Internet Explorer(IE)、Microsoft Access Snapshot Viewer、Excel、PowerPoint、Officeが対象となる。いずれも悪用されるとリモートでコードを実行される恐れがある。

 このうちAccess Snapshot Viewerの脆弱性(MS08-041)は、MicrosoftとUS-CERTが7月7日に情報を公開して注意を呼びかけていたもので、エクスプロイトコードが出回り実際に悪用されている。修正パッチはOffice 2000 SP3、Office XP SP3、Office 2003 SP2/SP3のパッケージ版のみ。Access Snapshot Viewer単体のパッチは準備中で、できるだけ早期に公開する予定としている。

 IEの累積的なセキュリティ更新プログラム(MS08-045)では6件の脆弱性に対処した。このうち1件は事前に情報が公開されたが、実際に悪用されたとの情報はないという。SANS Internet Storm Centerのレーティングでは最も緊急度が高い「PATCH NOW」に分類している。

 Wordの脆弱性(MS08-042)もMicrosoftが事前にアドバイザリを公開して注意を呼びかけていたもの。この問題を突いた悪質なWordファイルも出回っていた。パッチはOffice XP SP3、Office 2003 SP2/SP3が対象となる。

 重要レベルパッチ5件ではWindowsインターネットプロトコルセキュリティ(IPsec)、Microsoftイベントシステム、Outlook Express/Windowsメール、Windows Messenger、Wordの脆弱性にそれぞれ対処した。悪用されると情報が流出したり、リモートでコードを実行されたりする可能性がある。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




キャリアアップ



エンタープライズ・ピックアップ

news004.jpg 世界で勝つ 強い日本企業のつくり方:利用契約の検討――グローバルクラウドで失敗しないために(前編)
2010年以降、クラウドサービスの利用がさらに加速する。サービスを利用する企業はプロバイダーのデータセンターに預けた自社情報を保護するために、法的な要素を理解しておかなければならない。企業が注意を払うべき法的な検討事項を整理する。

news001.jpg IT投資の新方程式:「Twitter使ってます」――現役MS社員が“社員力”を語る(前編)
マイクロソフトが掲げるプロモーションメッセージ「社員にチカラを。ITで企業力を。(以下、BIEB)」からは、ITで社員の生産性を向上することが業績の拡大につながる、といったニュアンスを感じる。そこで気になるのが「じゃあ、マイクロソフトの社員自身はどうなのよ?」ということ。3人の現役MS社員により実態が明らかになる……?

news010.jpg 産業構造を変えるか:「住宅クラウド」の衝撃
住宅都市工学研究所が進める「住宅クラウド」は、クラウドが企業のIT領域にとどまらず、ビジネスのやり方自体を変える可能性を示している。

news010.jpg オルタナティブな生き方 栗原進さん:ネットでリアルを楽しくしたい
SE出身の企業広報マンでありながら、趣味は落語で憧れの人はインディ・ジョーンズとアナログ全開の栗原さんに、ブログを書く理由やネットからはじまるコミュニケーションについて伺った。

news001.jpg 最強最速アルゴリズマー養成講座:トップクラスだけが知る「このアルゴリズムがすごい」――「探索」基礎最速マスター
プログラミングにおける重要な概念である「探索」を最速でマスターするために、今回は少し応用となる探索手法などを紹介しながら、その実践力を育成します。問題をグラフとして表現し、効率よく探索する方法をぜひ日常に生かしてみましょう。