Google、オープンソースブラウザ「Google Chrome」を間もなくリリース

Googleの独自ブラウザChromeは、タブのクラッシュ対策や不正サイトからの保護などの機能を盛り込んでいる。

» 2008年09月02日 08時58分 公開
[ITmedia]

 米Googleは9月1日、オープンソースブラウザ「Google Chrome」を立ち上げると発表した。米国時間2日に100カ国以上でβ版をリリースする。

 同社はブラウザ立ち上げの理由について、Webがシンプルなテキストページからインタラクティブなアプリケーションに進化したことで、ブラウザを見直す必要があると考えたと説明している。「必要なのは単なるブラウザではなく、Webページとアプリケーションの新しいプラットフォームだ」

 Chromeはシンプルなデザインで、内部には複雑なWebアプリケーションをより効率的に実行する基盤を作ったという。AppleのWebKitやMozillaのFirefoxなどのオープンソースコンポーネントを採用。各タブを独立した「サンドボックス」とし、1つのタブがクラッシュしてもほかに影響が出ないようにし、不正なサイトからの保護も強化していると同社は説明している。また高速化を図り、より強力なJavaScriptエンジンV8を構築したとしている。

 β版はWindows向けにリリースする予定で、Mac OS X版とLinux版は開発中。

Chromeをマンガで紹介している

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