マクドナルド、5年半ぶりにホームページを全面刷新 LPOやブログパーツを積極活用

日本マクドナルドは5年半ぶりにホームページを刷新した。検索キーワードにひも付いたコンテンツの表示やブログパーツの提供など、さまざまな試みを取り入れ、顧客の囲い込みを強化する。

» 2008年09月25日 18時52分 公開
[ITmedia]

 日本マクドナルドは9月25日、ホームページを全面刷新した。全体の構成を分かりやすくして、ユーザーが求める情報に簡単にたどり着けるように改良した。刷新は2003年4月以来約5年半ぶり。

image 検索キーワードからユーザーが目的とする情報に近いコンテンツを表示する

 刷新に伴い、ユーザーがGoogleやYahoo!といった外部の検索エンジンで検索したキーワードや時間帯から、それに見合うコンテンツをホームページに表示する機能を備えた。例えば「ハッピーセット」の検索結果からマクドナルドのWebサイトにアクセスすると、キーワードに即した「ママとキッズのハッピータイム」というコンテンツを表示。その右側には、「ファン&キッズ」や「レギュラーメニュー」など、関連性の高いWebページへのリンクを表示する。

 ホームページは茶色を基調にした配色に一新した。画面下にはマクドナルドの店舗のイラストを挿入し、ブランドイメージを基にした黄色いラインを配置。「ホームページもマクドナルドの店舗」というコンセプトを反映させた。

 「マック スマイルファクトリー」というコンテンツの提供も開始した。これは、同サイトの専用ページや携帯電話から顔写真を送信すると、マクドナルドの商品になぞらえたキャラクターの待ち受け画面やブログパーツを入手できるサービス。アクセスした時間帯(朝・昼・晩)によって、同コンテンツの背景が変化する仕組みも取り入れるなど、老若男女が楽しめるコミュニケーションツールとしての活用を目指すという。

スマイルファクトリーでは、デコメールやアイコン、壁紙なども入手できる(左)。アクセスした時間帯によって、コンテンツの背景が変化する(右)

 同社のホームページは、月間平均5000万ページビューを誇る。刷新にあたり、最初に訪れたページから、目的の情報にたどり着けるようにページの構成を調整するLPO(ランディングページ最適化)を取り入れた。

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