日本マクドナルドは5年半ぶりにホームページを刷新した。検索キーワードにひも付いたコンテンツの表示やブログパーツの提供など、さまざまな試みを取り入れ、顧客の囲い込みを強化する。
日本マクドナルドは9月25日、ホームページを全面刷新した。全体の構成を分かりやすくして、ユーザーが求める情報に簡単にたどり着けるように改良した。刷新は2003年4月以来約5年半ぶり。
刷新に伴い、ユーザーがGoogleやYahoo!といった外部の検索エンジンで検索したキーワードや時間帯から、それに見合うコンテンツをホームページに表示する機能を備えた。例えば「ハッピーセット」の検索結果からマクドナルドのWebサイトにアクセスすると、キーワードに即した「ママとキッズのハッピータイム」というコンテンツを表示。その右側には、「ファン&キッズ」や「レギュラーメニュー」など、関連性の高いWebページへのリンクを表示する。
ホームページは茶色を基調にした配色に一新した。画面下にはマクドナルドの店舗のイラストを挿入し、ブランドイメージを基にした黄色いラインを配置。「ホームページもマクドナルドの店舗」というコンセプトを反映させた。
「マック スマイルファクトリー」というコンテンツの提供も開始した。これは、同サイトの専用ページや携帯電話から顔写真を送信すると、マクドナルドの商品になぞらえたキャラクターの待ち受け画面やブログパーツを入手できるサービス。アクセスした時間帯(朝・昼・晩)によって、同コンテンツの背景が変化する仕組みも取り入れるなど、老若男女が楽しめるコミュニケーションツールとしての活用を目指すという。
同社のホームページは、月間平均5000万ページビューを誇る。刷新にあたり、最初に訪れたページから、目的の情報にたどり着けるようにページの構成を調整するLPO(ランディングページ最適化)を取り入れた。
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