チェックポイント、複雑な設定を解消したリモートアクセス機能投入

チェックポイントは、自宅PCや企業PCを問わずにリモートアクセスができるゲートウェイセキュリティ製品とワンタイムパスワード認証の新技術を発表した。

» 2008年10月16日 07時25分 公開
[ITmedia]

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは10月15日、リモートアクセス対応のゲートウェイセキュリティ新製品「Connectra NGX R66」およびワンタイムパスワード認証の新技術「DynamicID」を発表した。

 Connectra NGX R66は、SSLおよびIPSec方式のVPN接続や不正侵入防御(IPS)機能、集中管理の機能を統合したセキュリティ製品。アプライアンス版とソフトウェア版で提供する。

 新製品では、セキュリティポリシーの配布やクライアント管理、イベントリポートの作成などの機能を集中化することで、企業が管理するPCや管理対象外の自宅PCなど、利用者の環境に応じたシステムのセキュリティ管理を容易にした。例えばVPN接続では、管理PCの接続にIPSec方式、自宅PCにSSL方式を適用するなどの使い分けができるという。

 DynamicIDは、リモートアクセス用のワンタイムパスワード(OTP)を利用者の携帯電話にSMS(ショートメッセージサービス)でConnectra NGX R66から配信する技術。従来型のワンタイムパスワードではOTP生成/認証サーバとユーザートークンが別途必要だが、同技術では不要になる。SMSは利用者の携帯電話番号あてに配信されるため、本人認証の正確性が高いという。

 Connectra NGX R66は同日から発売され、価格はアプライアンス版が105万円から、ソフトウェア版が88万円からとなっている。

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