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» 2008年10月18日 08時00分 公開

読売新聞、135年分の記事データベースを発売 創刊号の紙面もネットで

創刊から現在まで135年分の記事をインターネット上で閲覧できる有償サービスを、読売新聞東京本社が2009年1月末以降に開始する。創刊号の紙面イメージを見ることも可能だ。

[藤村能光,ITmedia]

 読売新聞東京本社は10月17日、1874年から現在までの記事をインターネットで検索、閲覧できるサービスの提供を、2009年1月末から2月初旬に開始すると発表した。月額2万7300円から。大学や図書館、企業向けに販売する。

image 紙面イメージ

 サービスの名称は「ヨミダス歴史館」。創刊した1874年から最新までの135年分、のべ1000万件以上の記事を、紙面のイメージやテキスト形式で検索、閲覧できる。1874年から1989年までの記事の紙面イメージ、1986年からの記事テキスト、1989年からの英字新聞「The Daily Yomiuri」の記事テキスト、現代のキーパーソン2万6000人のコンテンツなどを提供する。

 紙面イメージはAdobe FLASH Player9で表示する。「昭和・戦後」以降のイメージには、目印として右上に赤いピンを表示する。記事に含まれる人物名などをメタデータとして付与している。例えば「西郷隆盛」を本名の「西郷隆永」で調べることも可能だ。紙面イメージは印刷可能だが、ダウンロードはできない。「月額課金制のため、(第三者に)すべてのデータを吸い上げられる恐れもある。読売新聞社の財産を守るため」(読売新聞社)という。

最新の新聞記事(左)や、当時の広告(右)も閲覧できる

 三省堂の辞書やイミダスで単語の意味を調べることも可能。記事画面の右上に専用の検索窓がある。調べたい単語を入力すると、ポップアップで意味を表示する。独自の「ヨミダス用語辞書」も搭載しており、現代/当時の言葉で人名、地名、事件名を入力して、記事を探せる。最大50のフォルダを作成でき、記事の種類に分けて保存できる「マイ記事」や、検索キーワードを保存できる「マイ検索」も備えた。

image 読売新聞東京本社メディア戦略局長の大久保好男氏

 データベースの再構築に当たり、過去記事を精査した。「えん罪事件の報道には注釈を入れたり、差別用語などは見出しから削除したりしている」(読売新聞社)

 同社は、紙面データベースのCD-ROM/DVD「明治・大正・昭和」、1986年以降の記事をまとめたインターネット上のデータベース「ヨミダス文書館」を販売してきた。ヨミダス歴史館は、2つのサービスを統合したサービスとなる。

 読売新聞東京本社、メディア戦略局長の大久保好男氏は「明治以降からの紙面データベースのオンラインサービスは日本初」と期待を込める。同サービスの数値目標や事業計画は言及しなかったが、「システム構築に使った費用を3年後に回収したい」(読売新聞社)としている。

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