IBMは、セキュリティ部門「ISS」によるネットワークセキュリティ監視サービスを拡充すると発表した。
米IBMは12月4日、セキュリティ部門のInternet Security Systems(ISS)によるネットワークセキュリティサービスを拡充すると表明した。データ保護や対策コストの評価などを提供するという。
ISSは企業向けのネットワーク監視サービスを提供しており、新たにIDおよびアクセス管理機能を提供する。企業内のデータやアプリケーションに対するユーザーのアクセス権限を厳重化し、システムへの攻撃や不正利用を抑止する。このほか、同社サービスを再販する代理店の拡充や、サービス利用における財務的なメリットを試算するサービスも提供する。
ISSによると、ネットワーク監視サービスの利用企業では過去120日間におけるセキュリティ上の注意イベントの発生件数がそれ以前に比べて30%増加し、一日当たり18億件から25億件以上になった。顧客ごとに提供する管理サービスへのアクセス件数も40%増加しており、企業ネットワークに対する脅威が増し始めているという。
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