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» 2008年12月24日 09時55分 公開

来年を占う:2009年IT業界の10大ニュースを大胆予測 (1/2)

来るべき2009年のIT業界にはどんなニュースが待ち受けているのか。PlanIT編集チームでは独断と偏見で「2009年IT業界の10大ニュース」をどこよりも早く大胆予測してみた。

[PlanIT編集チーム,ITmedia]

強調したい「ITを景気回復の原動力に」

デスク 毎年、年末になるとメディアはどこも「今年の10大ニュース」を取り上げて「行く年」を振り返るが、ここでは思い切って「新年の10大ニュース」を予測して「来る年」を占ってみよう。読者の皆さんには、PlanIT編集チームの独断と偏見による「あくまで予測」ということをあらかじめご承知いただくとして、さっそく始めよう。

記者A IT業界うんぬんの前に、まずはこのところ急激に悪化してきた世界の景気動向の行方がどうなるか。厳しい経済環境の中で新年を迎えることになるが、こんな時こそITを景気回復の原動力にしたいものだ。

記者B そうだね。ITには、企業の競争力強化や地方活性化に貢献し、雇用を創出し、さらには生活を便利で豊かにするパワーがある。予測というより願望に近いが、ここはひとつ強い思いを込めて「ITを景気回復の原動力に」というのをトップに掲げよう。

記者C 僕もまったく異論なしだ。トップが決まったところでIT業界の行方に目を向けると、2008年に浮上してきたクラウドコンピューティングをめぐる動きが、2009年は本格的に具現化してくる。とりわけ、今後その主戦場となりうるエンタープライズ市場では、インフラとなるデータセンターだけでなく、きめ細かいサービスやアプリケーションの展開までを考えると、どれほど有力なIT企業といえども孤軍奮闘するばかりでは立ち行かなくなる。

記者B そう、IT分野の新たなパラダイムに向けた主導権争いが、今後ますます熾烈になってくるだろうね。

記者A クラウドビジネスを展開する企業にとっては、資金力、技術力、サービス力など、これまで以上に総合力が問われることになる。見方によれば“寄らば大樹の陰”をめぐる勢力争いとも言えそうだ。

デスク では「クラウドビジネスに向けた合従連衡が活発化」を2番目にエントリーしよう。個別の有力企業の動きで10大ニュースに入って来そうな話題はどう?

記者C やはりMicrosoftとGoogleを軸とした動きが、2009年も注目を集めるだろう。2008年は、MicrosoftによるYahoo!買収の動きが話題を呼んだが、結局は成立しなかった。ただ、さまざまな状況が変わってきた中で、僕はやはり最終的にMicrosoftが経営の厳しくなったYahoo!の支援に乗り出すと思うな。

記者B Microsoftは今のところ否定しているが、僕も最終的にはYahoo!の検索事業だけでも買収するんじゃないかと見るね。Microsoftが先頃、オンラインサービス事業の責任者として元Yahoo!の幹部を迎え入れたのも、その伏線のような気がする。

デスク Microsoftは条件が整えば、再びYahoo!に触手を伸ばすのではないかと。では「MicrosoftがYahoo!の検索事業を買収」を3番目にエントリーしよう。

記者A 一方のGoogleをめぐる動きで僕が注目しているのは、Salesforce.comとの関係だ。すでに緊密な提携関係にある両社だが、資本提携でさらなる結束を固めてクラウドコンピューティングの覇者を目指すのではないかと。とりわけ12月上旬に両社があらためて交わした、アプリケーション開発環境をめぐる提携内容を見ると、両社はビジネスを徐々に融合させているようにさえ感じる。

デスク では、4位は「GoogleとSalesforce.comが資本提携」としよう。

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