ColdFusionの脆弱性を突いたサイトハッキングが多発

ColdFusionのリッチテキスト機能に使われているオープンソースアプリケーションの「FCKEditor」に脆弱性が存在する。

» 2009年07月06日 07時45分 公開
[ITmedia]

 Webアプリケーションサーバ「ColdFusion」を使っているWebサイトへの攻撃が相次いでいる。旧バージョンのColdFusionアプリケーションに存在する脆弱性が悪用されている模様だという。SANS Internet Storm Centerがサイトで伝えた。

 それによると、脆弱性はColdFusionのリッチテキスト機能に使われているオープンソースアプリケーションの「FCKEditor」に存在する。ColdFusion 8.0.1では脆弱性のあるバージョンのFCKEditorがデフォルトで有効になっているという。

 攻撃者が脆弱性を悪用すると、サーバに任意のファイルをアップロードできてしまう。攻撃を受けたサイトはscriptタグを挿入され、マルウェアに感染サイトにユーザーをリダイレクトする。

 なお、これとは別に多数の大手サイトが利用しているデジタル広告ネットワーク「EyeWonder」のサイトが、Googleのセーフブラウジング機能で「怪しいサイト」に分類され、アクセスしようとするとアラートが表示される事例が発生。この問題とColdFusion攻撃との関連を指摘する情報もある。

 EyeWonderはTwitterで「EW.comのドメインがハッキングされ、それが原因で誤ったアラートが表示されているようだ」と報告した。ただし「EWの広告に影響はない」と強調している。

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