オンラインムックPlus:プライベートクラウド

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システム構築の新標準:プライベートクラウド普及の鍵はネットワークにあり (1/2)

クラウドコンピューティングが日本に本格普及するためにはサービス品質やセキュリティなどの課題への対応が急務だ。ここで鍵を握るのはネットワークである。


 クラウドコンピューティングがこの先日本に本格的に普及していくためには、サービスの品質やセキュリティといった課題への対応が急務となっている。よりミッションクリティカルな情報を扱うため、企業が「プライベートクラウド」を選択するケースも増えると考えられる。信頼性の高いクラウドを持続的に利用するためのブロードバンドネットワークの選択についても注目が集まっている。

クラウドの高度化・高信頼化に向けた取り組み

 7月17日、産官学で結成されたグローバルクラウド基盤連携技術フォーラム(GICTF)の設立総会が開催された。本フォーラムには日系企業だけでなく、日本オラクル、日本IBM、マイクロソフトなどの外資系企業の多くが参加している。本フォーラム設立の背景には、現在のクラウド環境は、電子行政、医療・金融などのミッションクリティカルな分野には品質やセキュリティ面などの観点から十分とはいえず、解決するためにブロードバンドワークで結ばれた複数のクラウド間を連携し、相互補完する仕組みが必要不可欠だとしている。

 本フォーラムの中では、クラウドの進化は、これまでの「シングルクラウド」の時代から2012年にはパブリッククラウドとプライベートクラウドを連携させる「ハイブリッドクラウド」の時代を本格的に迎え、2014年にはグローバルを含めて相互活用ができるビジネスインフラとしての「インタークラウド」の時代が来るとしている。将来のインタークラウド時代に備え、技術開発や標準化の取り組みが始まっている。

クラウドに対応したバーストネットワーク

 NTTコミュニケーションズは、クラウドの進展に伴う急激かつ一時的なデータの増加に対し、コストを抑えつつ柔軟に対応できる広域イーサネットやIP-VPNなどのアクセスメニューとして「バーストイーサアクセス」を7月1日から提供している。ユーザーは「バーストイーサアクセス」の利用により、契約した回線帯域を超える突発的な大容量トラフィックにも対応できるようになる。

 例えば、NTTコミュニケーションズが提供する「バースト100」を契約した場合、10Mbpsバイトを確保し、100Mbpsまでバースト可能となる。KDDIもバースト対応の「KDDI Wide Area Virtual Switch」を提供しており、データセンター間の通信帯域確保を重視したバースト対応の新規ネットワークを構築して7月1日から提供している。

privatechaya21.jpg 出所 NTTコミュニケーションズ 平成21年5月25日 報道発表資料より
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