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» 2009年09月28日 08時00分 UPDATE

悲しき女子ヘルプデスク物語:探せばあるある、キワモノマウスの今昔物語 (1/3)

マウスはPCワークの必需品だけに、こだわるポイントも人によってさまざま。それだけに、探せば多いのよね。キワモノマウスたち……!

[鐙貴絵,ITmedia]

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 今日の仕事も、やっと終わる。お昼過ぎから、いや、朝から時計が気になる1日だった。退社時間まで「あと2時間もある……」なんて考えながら、残業が発生しないよう、いつも以上に集中していたわたし。そして「トラブルよ、今日は起きないでねっ!」と心から祈っていた。その祈りが通じたのか、ほぼ定刻に仕事を終えた。こういう時は、トラブルにつかまらないよう、さっさとオフィスを出るに限るのよね。時間とともに、サッとデスクを後にして(もちろんバッグも持って)部屋を後にする。途中、化粧室で念入りに身だしなみを整えて社を後にしたわたし。ちょっと急ぎ足で、待ち合わせの場所に向かう。そして、ちょっと浮き足立っていたもいる。だって、待ち合わせの目的は……。

 デートではなく、古くからの友人(女性)との再会だったからだ。

 彼女は九州方面から、出張でやってきた。わたしとは数年ぶりの再会になる。いわゆる「竹馬の友(これって死語? ねぇ、死語……?)」である。彼女がこっちにやってくるというので(わたしのホームグラウンドは関西である)、久しぶりに一緒に夕食をとろうということになったのだ。

 待ち合わせ場所の喫茶店に着くと、彼女はなにやら、席でPCと格闘していた。(仕事でもしてるのかな?)と思いながらも、わたしの顔は自然とほころぶ。ちょっと急ぎ足で、彼女のほうへと向かうわたし。近づくと、彼女も視線を上げる。そして視線が合ったと同時にお互い満面の笑みを浮かべながら、互いの再会を喜び合った。それにしても、こういう時の女性って、周りの迷惑は顧みない。思わず大きな声で「久しぶりー! 元気だった?」から始まって、次から次へと再会を喜ぶセリフが怒涛のように、お互いの口から出てくる。そこには、まるで5人も6人もいるような騒ぎだ。「かしましい」とは漢字で「姦しい」と書くが、かしましくなるのに女性は3人もいらない。2人で十分。周囲のお客の皆さん、文字通り「かしましい」わたしたち2人をお許しください……。

 さて、お互いの再会を一通り喜んだところで、とりあえず席に着く。ふと彼女が操作していたノートPCに目を留めるわたし。ああ、職業病……。こんな時にまで、ITグッズを気にしなくてもいいのに。自分の習慣(しかも職業によって作られた習慣)がうらめしい。

 正確には、わたしの視線はノートPCではなく、ノートPCから伸びた細長い物体に向けられていた。その細長い物体は、PCから電気を供給されているらしく、先端が青く光っていた。

友人 メールを送信したら終わるから、ちょっと待ってね。

 彼女はそう言って、PCとの格闘を再開した。そして、私が目に留めた細長い物体を右手で持つと、テーブルの上をすべらせているではないか。さらに物体にはボタンが上下に配置されていて、器用なことに人差し指でそれらを押している。どうやらその細長い物体は「マウス」のようだ――。

わたし それ、マウスなの?

 思わず聞いてしまった。

友人 そう。狭いところでも使えるから便利なのよ。

 狭いところでもスイスイと動かせるようだし、確かに便利そうだ。見た目にはタブレットのペン(スタイラス、っていうのかな)のようでもある。そういえば昔「ライトペン(ペンライトじゃないよ)」なるものがあったなあ。光るペン先は、光学式マウスのようだ。確かにボール式マウスと違って光学式マウスなら、光が出る場所さえあればポイントデバイスとしての役割を果たすわけだから、細長いタイプがあってもいいとは思う。思わず感心するわたし。

 ……というわけで翌日には早速、この「ペン型マウス」を購入してしまった。自宅のPCに接続して早速使ってみるとこれが結構面白いのだ。特に狭いところでの操作にはなかなかいい感じではないか!。時々、ドラッグアンドドロップ操作でボタンから指が外れてしまうが、これも慣れの問題。力の入れ具合次第で解決できそう。調子に乗って隣に寝そべっていた猫の背中でマウスを動かしてみると……これもちゃんと反応した(笑)。

 世の中、知らない間にいろんなものが出回っているものなのね。

y_ill030.jpg イラスト:本橋ゆうこ
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