コラム
» 2009年10月28日 11時30分 UPDATE

MicrosoftとAppleのバトルがPC購入者の利益になる10の理由 (1/2)

2社が性能やセキュリティ、価格、サービスの向上でしのぎを削ってくれるおかげで、ユーザーはさまざまな恩恵を受けることができる。

[Don Reisinger,eWEEK]
eWEEK

 Windows 7の店頭販売がついに始まる一方で全米各地のAppleストアには最新型のMacが並び、MicrosoftとAppleの戦いの新たな時代が幕を開けた。MicrosoftのOSは複数のベンダーのPC上で動作するのに対し、Appleの新OSはMac上でのみ動作する。両社とも、自社のサービスの方が優れていることを熱心にユーザーにアピールしている。

 この戦いで最大の恩恵を受けるのはPC購入者だ。2社の主要企業が死闘を演じた場合、ユーザーがいちばん得をするというのが業界の常だ。その理由を以下に示そう。

1. 競争は良いことだ

 MicrosoftはOS市場で大きなシェアを支配しているが、この数年間でAppleが市場シェアの拡大で成果を上げているというのは、コンピュータ購入者にとって良いことだ。MicrosoftはAppleと競争するために自社製品を改善しなければならない。一方、AppleはMicrosoftよりも一歩先を進み続けるための手段を考えなければならない。結局、得をするのは、コンピュータを買うユーザーだ。

2. ソフトウェアの改良

 Windows 7に搭載された機能の一部がMac OS Xの影響を受けたものだというのは、議論の余地がないだろう。しかしそれは必ずしも悪いことではない。MicrosoftはWindows Vistaの限界とMac OS Xの利点を認識したのだ。この認識は、同社がWindows 7を開発するのに役立った。わたしの意見では、Windows 7はMicrosoftがリリースしたOSとしては久々に非常に魅力的なOSだ。この点については、独自の魅力を備えているMac OS Xは感謝されてしかるべきだ。

3. プレミアムかエコノミーか

 Appleはプレミアム製品の独占プロバイダーだ。ハードウェア企業である同社は、新シリーズのMacのリリースを通じて、優美かつ洗練された力強いデザインを顧客が求めるのであれば、同社がそれを提供できることを立証した。その一方で同社は、プレミアム価格を支払いたくないという顧客向けには、手ごろな価格のMacBookとMac Miniを用意している。これはWindowsベースの製品への対抗を狙ったものであることは間違いない。

 一方Microsoftは、新しいコンピュータに何千ドルも払いたくないというユーザーと、払っても構わないというユーザーの両方にアピールするようにOSを設計した。Windows 7 Starter EditionはNetbookでも十分に使える。Windows 7 UltimateはハイエンドPCに最適だ。要するに、Macに関心がある人でも、PCに関心がある人でも、次のコンピュータを購入する際には現実的な選択肢が存在するということだ。

4. 価格競争

 2社の大企業同士の戦いが激しくなると、必ず価格競争が起きる。AppleがリリースしたMac OS X「Snow Leopard」の価格は29ドルだ。5台のマシンで利用できるファミリーパックは49ドルに設定されている。Windows 7はSnow Leopardよりも高価格だが、Vistaの当初価格よりも安くなっている。OSがユーザーに訴求するためには、手ごろな価格でなくてはならないことを、Microsoftは認識したようだ。

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