BlackBerryの管理ソフトに脆弱性、不正サイトで悪用も

BlackBerry Desktop Managerの「Lotus Notes Intellisync」コンポーネントに深刻な脆弱性が見つかり、RIMが更新版をリリースして対処した。

» 2009年11月06日 07時56分 公開
[ITmedia]

 BlackBerryの管理用ソフトのBlackBerry Desktop Managerに深刻な脆弱性に見つかり、Research In Motion(RIM)が更新版をリリースして対処した。

 RIMが11月4日に公開したアドバイザリーによると、脆弱性はBlackBerry Desktop Managerのコンポーネントである「Lotus Notes Intellisync」に存在する。問題を悪用された場合、攻撃者が正規ユーザーをだましてBlackBerry Desktop Managerを実行しているコンピュータで悪質なWebサイトを閲覧させることで、リモートから任意のコードを実行できる恐れがある。

 IntellisyncコンポーネントはBlackBerry Desktop Managerにデフォルトで組み込まれており、同コンポーネントを使っていなくても脆弱性の影響を受ける。ただしIntellisync機能を必要としない場合は無効にすれば悪用を防げるといい、アドバイザリーでその方法を紹介している。

 影響を受けるのはBlackBerry Desktop Software 5.0までのバージョン。脆弱性を修正したバージョン5.0.1は、RIMのサイトからダウンロードできる。

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