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» 2010年02月12日 08時00分 UPDATE

IT投資の新方程式:「こんなこと聞いたら怒られるかも、って心配はない」――現役MS社員が“社員力”を語る(後編) (1/2)

ちゃんと会うのは今日が初めて――そう話す3人だが、会話のリズムは付き合いの長い同僚同士さながらだ。こういった点からも、MSの組織のフラットさを感じ取れる。

[聞き手と構成:石森将文&岡田靖,ITmedia]

――前編はこちら――

「こんなことを聞いたら怒られるかな」なんて心配はない

――職場での役割を果たす上で、「働きやすさ」について感じることは?

コマーシャルWindows本部 ビジネスマーケティング部 プロダクトマネージャ 輪島文氏 コマーシャルWindows本部 ビジネスマーケティング部 プロダクトマネージャ 輪島文氏

輪島 わたしはWindowsの製品担当(プロダクトマネジャー)です。施策を展開する上では、社内のほとんどの部署、そして人とコミュニケーションしますが、環境が整っているので、仕事は進めやすいですね。ミーティングの設定が楽なだけでなく、一度も会ったことのない人といきなり一緒に仕事するといったことも、気軽にしちゃいます。

吉田  わたしは営業という立場です。いろいろな人とやり取りするという面では、輪島さんと大きな違いはありません。違うのは、「対顧客」というコミュニケーションが多いというところです。その分、お客様のニーズをいかに正確に把握し、そのご要望にいかに迅速に対応していくか、といった点を重視しています。ですから、欲しい情報を欲しい時に入手し、活用できる社内環境が整っていること。これには、とても助けられています。例えば提案を求められた製品やソリューションについて、自分はあまり詳しくないとします。でも、関連情報や、詳しい人を見つけてアプローチする情報基盤が整備されているので、不安感はあまりありません。

輪島 マイクロソフトは中途社員が多いけれど、すぐに仕事を立ち上げられるのは、そういった環境があるからかもしれませんね。

吉田 「分からないことは人に聞け」という考え方は、どの企業にもあると思います。でもマイクロソフトは、その「人に聞く」手段の幅広さが群を抜いていますね。

香坂 「まず資料に当たり、その後、資料を作った人に聞く」というケースも多いですね。

吉田  実際、「何を聞いてもOK」という文化はありますよね。「こんなことを聞いたら怒られるかも……」なんて心配はしなくてもいい(笑)。これは、他社との優劣というより、マイクロソフトの特色、文化なんだと思います。1つの大きな物事に組織的に取り組むには、(マイクロソフト的ではない)トップダウンで強固な組織体制の方が適しているかもしれません。ただ個人的には、こういうフラットな組織、文化の方が、変化への迅速な対応という面では、適しているように感じます。

香坂 組織がフラットである要因は、「その道のプロが中途で多くが集まっているから」ということもあるでしょうね。

吉田 わたし自身は新卒でマイクロソフトに入社しましたが、会社としては中途で入社する人が多数派ですしね。それだけに、ほかの人のワークスタイルを尊重する風潮があるのかもしれません。

輪島 仕事の割り当て方も、大きな仕事のどこか一部分を担当させるのではなく、基本的に自分が予算も含めてすべての工程を管理する、という形が多いです。完結するまで、成果が出るまでやらせてくれます。

社員向け動画はiTunesとも連携

――新卒社員の扱いで、ほかの企業と異なる点を感じることは?

コミュニケーションズ・セクター 第一営業部 ソリューション・セールス・プロフェッショナル 吉田茂史氏 コミュニケーションズ・セクター 第一営業部 ソリューション・セールス・プロフェッショナル 吉田茂史氏

吉田 「ここは一般的な日本企業とは違うんだな」と最近気付きました……というのは半分冗談ですが(笑)、私が入社した当時も新人研修はちゃんとありましたよ。

香坂 OJTや「メンターメンティー制度」も、ちゃんとある。

吉田 そうですね。新卒が受ける研修、教育という意味では、ほかの企業と異なる点はあまりないんじゃないでしょうか。

香坂 最近では、「アカデミーモバイル」という取り組みもあります。モバイル端末向けの動画コンテンツで、社内のエキスパートがそれぞれの仕事について語るといった内容です。利用は社員に限られますが、動画そのものはWindows Mobileはもちろん、他社製デバイスでも見られます。“iTunesと連携”ボタンを用意しているくらいですから(笑)。

 個人的には、貴重な空き時間を活用できるモバイル端末で、動画コンテンツを提供するというのは、良いソリューションだと思っています。「どこでも学べる組織」といった感じですね。

 アカデミーモバイル自体はグローバルなプロジェクトで、社内に専属の撮影スタッフが配置されています。日本にも撮影スタッフが1人いて、コンテンツを増やしているところです。

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