XMLコンソーシアム、XMLデータのセキュリティに関する報告書公開

XMLコンソーシアムは、XMLデータを保護するセキュリティの製品への実装状況などを調査した報告書を公開した。

» 2010年03月16日 16時13分 公開
[ITmedia]

 XMLコンソーシアムは3月16日、XMLデータを保護するセキュリティの製品やツールへの実装状況などを調査、検証した報告書「XMLセキュリティツール・製品調査報告書」「暗号化ツール検証報告書」「署名ツール検証報告書」を公開した

 報告書は、XMLデータの漏えいや改ざんなどの防止を目的に推奨される暗号化や署名、ファイアウォールを対象に、製品やツールへの実装状況について2009年に調査・検証した結果を取りまとめた。

 製品調査報告書では暗号化と署名、長期署名、ファイアウォールの3分野について、入手可能なツールや製品を調査し、国内で関連製品を販売する事業者やセキュリティ部会の調査内容を加えて、作成した。暗号化ツールや署名ツールの検証報告書では、無償で利用できるツールについて、実際の使い方と異種ツール間の互換性などを調査している。

 XMLコンソーシアムは、「公開した報告書がXMLのセキュリティをシステムへ実装する上での課題解決にとどまらず、Webのサービスやクラウドシステム開発の中で必要となるセキュリティ要件実現の一助となることを期待している」とコメントしている。

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