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» 2010年03月29日 08時39分 UPDATE

Weekly Memo:マイクロソフトが語るクラウドのユーザーメリット (1/2)

マイクロソフトが先週、クラウド事業への本格的な取り組みを強調する記者会見を実施した。そこで語られた内容から、ユーザーにとってのキーワードをピックアップしてみたい。

[松岡功,ITmedia]

クラウド事業への全面シフトを宣言

 マイクロソフトが3月24日、「クラウドコンピューティングへの取り組み」と題した記者会見を実施した。米Microsoftで北米を除く海外事業を統括するジャンフィリップ・クルトワ プレジデントと日本法人の樋口泰行社長が会見に臨み、「クラウドは当社の最優先課題。100%クラウドにコミットする」と強調した。

 クラウド事業への取り組みについては昨年来、幾度も会見などを通じて説明してきた同社だが、ここにきてさまざまなサービスが具現化してきた。3月初めに米本社のスティーブ・バルマーCEOが米国でクラウド事業への全面シフトを宣言したのを皮切りに、世界各国でその浸透を図るべく同様の会見やプロモーションを行っているようだ。

 その背景には、クラウドサービスで先行する米Googleや米Salesforce.comに対する追撃態勢と差別化戦略を明確にする狙いがあるのは明らかだ。24日の会見では「クラウドがMicrosoftを活性化させ、Microsoftがクラウドを活性化させる」とぶち上げ、グローバルおよび日本法人のクラウド事業への力の入れようを、数字を交えて示してみせた。

 その内容についてはすでに報道されているので関連記事を参照いただくとして、ここでは会見で語られた話からユーザーにとってのキーワードをピックアップしてみたい。

 まず、バルマーCEOが全面シフト宣言時に語ったとされるクラウドの5つの特徴について、クルトワ氏が改めて以下のように説明したので紹介しておこう。

 1つ目は、「クラウドはビジネス機会だけでなく、社会的な責任も生み出す」。例えばクリエイターにとって、クラウドは新たなビジネスの機会をもたらすが、一方でプライバシーや機密を守る責任が生じることを踏まえておく必要があるという意味だ。

 2つ目は、「クラウドは自ら学習するとともに、人々の学習、判断、行動をサポートする」。つまり、クラウドがユーザーの好みなどを学習するようになるという。

 3つ目は、「クラウドはプライベートと仕事上での人々の相互交流を充実させる」。ソーシャルネットワークとしてのクラウドはまだ初期段階だが、仮想的な交流に十分な現実感が備わればイノベーションが起こるという。

記者会見に臨む米Microsoftのジャンフィリップ・クルトワ プレジデント(左)とマイクロソフト日本法人の樋口泰行社長 記者会見に臨む米Microsoftのジャンフィリップ・クルトワ プレジデント(左)とマイクロソフト日本法人の樋口泰行社長
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