MasterCardをかたるフィッシング詐欺攻撃が発生

先日Visaをかたるフィッシング詐欺攻撃が発生したばかりだが、今度はMasterCardをかたる攻撃が発見された。

» 2010年04月28日 18時16分 公開
[ITmedia]

 フィッシング対策協議会は4月28日、MasterCardを名乗る不正なメールで受信者を偽サイトに誘導する攻撃が発生したと発表した。23日にもVisaをかたる攻撃が発生しており、相次ぐフィッシング詐欺攻撃に注意するよう呼び掛けている。

 このメールは、「MasterCard Account Holder」という件名で出回っている。本文には、Visaをかたった攻撃と同様に、「カード情報の悪用を避けるために情報を再登録してほしい」といった文言が記され、確認サイトと称するリンクとID番号が記されている。

ITmediaが受信したMasterCardを名乗る不正なメール

 誘導先の不正サイトは、MasterCardのロゴなどが掲載され、メールに記されたID番号を入力させる仕組みとなっている。この不正サイトのURLは複数存在する。

 フィッシング対策協議会によれば、これまでに8件の報告があったという。MasterCardは会員情報をメールで問い合わせることをしておらず、「詐欺メールは直ちに削除し、口座や個人情報開示の呼び掛けに応じたり、添付ファイルやリンクを開いたりしないでほしい」と呼び掛けている。

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