脆弱性検査ツールMetasploitの最新版がリリース、100以上のエクスプロイト追加

「Metasploit Framework 3.4.0」は、100以上のエクスプロイトと200以上のバグ修正を盛り込んで安定性と機能性の強化が図られている。

» 2010年05月20日 08時39分 公開
[ITmedia]

 脆弱性検証ツールの最新版となる「Metasploit Framework 3.4.0」がリリースされた。2009年に同ツールを買収したRapid7のレーベルで開発される初のメジャーリリースとなり、初の商用製品「Metasploit Express」も同時に発売されている。

 Metasploitのブログによると、3.4.0では100以上のエクスプロイトと200以上のバグ修正を盛り込んで安定性と機能性の強化を図ったという。

 ブルートフォーシングネットワークプロトコルを初めて強力にサポートし、SSH、Telnet、MySQL、Postgres、SMB、DB2などを介したブルートフォースに対応。リモートからのアクセスに利用するためのTomcatとJBossのエクスプロイトに加えて、悪質なJSP/WARファイルも生成できるようになった。

 また、OSを移植しなくてもスクリーンショットをキャプチャできる機能や、64ビット版Windowsの環境で32ビットと64ビットプロセスを行き来できる機能などが加わっている。

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