Metasploitは今後もオープンソースプロジェクトとして運営し、創設者のHD・ムーア氏はRapid7の最高セキュリティ責任者に就任する。
オープンソースの脆弱性検証ツール「Metasploit」が、脆弱性管理サービスを手掛ける米Rapid7に買収された。2社が10月21日付で発表した。
発表によると、Rapid7はMetasploitを活用して、自社の脆弱性管理製品「NeXpose」の強化を図る。同時にMetasploitは今後もオープンソースプロジェクトとして運営し、専用リソースを提供。買収によってMetasploitは幅広い層へのリーチを拡大できるだけでなく、オープンソースの開発計画も加速させることができるとRapid7は説明している。
Metasploitプロジェクトの創設者であるHD・ムーア氏は、Metasploitのチーフアーキテクトとの兼務でRapid7の最高セキュリティ責任者に就任。ムーア氏以下のMetasploitチームも同プロジェクトの専属としてRapid7入りする。
ムーア氏は「買収によってプロジェクトに専用リソースが提供され、成長が加速されるとともに、さらに優れたソリューションをコミュニティーへ提供できるようになる。Rapid7もコミュニティーの価値を理解してくれている」との談話を発表している。
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