「PCのマルウェア感染調査」と題する日本語メールに注意

JPCERT/CCは、マルウェア調査を求める不審なメールについて注意喚起した。

» 2010年06月02日 08時28分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、マルウェア感染調査の協力を求める内容の不審な日本語メールが出回っているとして注意を呼び掛けた。細工された添付ファイルを実行すると、本当にマルウェアに感染する恐れがある。

 JPCERT/CCによると、不審なメールの概要は以下の通り。

  • メール件名:「緊急」社員全員の参加でVIRUS・悪性スクリプト用ファイルの調査
  • メール本文(抜粋):添付したマニュアルに従って、社内PC上にVIRUSがあるかどうか調査を行います。皆さんのご協力が必要です。よろしくお願いします!
  • 添付ファイル名:Virus Check.zip

 添付ファイルは、Wordのアイコンに偽装されたスクリーンセーバファイル(.scr)で、これを展開すると、「VIRUS/悪性スクリプトの調査」というドキュメントが開かれ、同時にマルウェアがインストールされてしまう恐れがあるという。

 JPCERT/CCは、「この種のメールの添付ファイルは絶対に開かず、最新状態のウイルス対策ソフトでメールの添付ファイルをスキャンするなどの対策を実施してほしい」と呼び掛けている。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ