Google Chromeの更新版リリース、深刻な脆弱性に対処

Googleがブラウザ更新版のChrome 5.0.375.86をリリースし、深刻な脆弱性に対処した。

» 2010年06月28日 08時00分 公開
[ITmedia]

 米Googleはブラウザ更新版の「Chrome 5.0.375.86」を6月24日付でリリースし、5件の脆弱性に対処したことをブログで明らかにした。Linux、Mac、Windowsに対応する。

 Google Chrome Releasesブログによると、5件の脆弱性の内訳は、リスク「高」レベルが3件、「中」レベルが2件となっている。Omniboxをロードする際のサブリソース表示や動画処理方法などに深刻な問題があったとされるが、詳しい情報は公表していない。

 US-CERTによれば、これらの脆弱性を悪用された場合、攻撃者に任意のコードを実行されたり、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を仕掛けられたりする恐れがあった。

 また、β版(Ver.5.0.375.29)で追加したAdobe Flash Playerプラグインの統合を正式にサポートした。これにより、Google Chromeの自動更新システムを通してFlash Playerの最新版への更新が行えるようになった。

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脆弱性 | Google Chrome | Flash Player | 自動更新


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