デル、テプコシステムズにPowerEdgeをOEM提供――国内OEM事業を強化

デルはテプコシステムズにラックマウントサーバ「Dell PowerEdge R410」をOEM供給する。国内では初の事例。今後、大企業を中心にパートナーシップの確立を図る。

» 2010年07月15日 21時53分 公開
[石森将文,ITmedia]

 デルは7月15日、東京電力の情報系関連会社であるテプコシステムズにラックマウントサーバ「Dell PowerEdge R410」をOEM供給すると発表した。テプコシステムズは同サーバにExcel帳票連携ツール「exDirector」をプリインストールし、8月24日に販売開始する。価格は312万9000円から。

 デル従来、海外市場ではOEMソリューションを積極展開してきたが、国内ではこれが初めての例となる。発表に合わせ来日したデル グローバルOEMソリューションズのプレジデントであるリック・フレーリック氏は、「デルのハードウェアを選ぶことで、OEMパートナーは自社でサーバを調達したり製造ラインを構築したりすることなく、自分たちの顧客にソリューションを届けられる。しかもグローバルなサプライチェーンで価格競争力を高めているデルのサーバなら、提供するソリューションから得られるマージン(利益)も多く確保できるだろう」と話す。デルでは国内OEM事業の人員を増やし、大企業を中心にパートナーシップの確立を目指す。当面の数値目標は25社だという。

来日したリック・フレーリック氏(写真=左)、OEMされたサーバは、デルとテプコシステムズ製品のダブルブランドで提供される(写真=右)

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