ファイルメーカーはiPhone、iPadに対応した「FileMaker Go」を発表した。FileMaker Proのデータベースをオンラインで編集できる。既にApp Storeからダウンロード可能。
ファイルメーカーは7月21日、「FileMaker Go for iPhone」と「FileMaker Go for iPad」を発表した。for iPhoneが2300円、for iPadが4600円で、iTunes App Storeからダウンロードし、購入できる。
両製品とも、FileMaker Proで作成しFileMaker ServerかFileMaker Proにホストしたデータベースにオンライン(3G回線含む)でアクセスできる。FileMaker Goから加えた変更はすべて、ホストされたファイルに反映される。
データベースのホスト環境を持たない(個人)ユーザーでも、FileMakerがインストールされたクライアントPCとFileMaker Goとの間で、iTunesのファイル共有機能を利用してデータベースをコピーできる。またデータベースは、iTunesを経由せずとも、電子メール、各種ファイル転送サービス、Webサイトなどを経由してFileMaker Goにダウンロード可能だ。
FileMaker Go上では、データの追加、修正、削除、検索といった基本的な操作から、レコードのソートや移動、新しいウィンドウのオープン、レイアウトの切り替えなどの操作ができる。ファイルメーカーは、「一般的なFileMaker Proの機能はFileMaker Goでもサポートしている」としており、具体的にはタブコントロール、クイック検索、Webビューア、外部SQLデータソース(ESS)機能、オブジェクト、ポータル、各種スクリプトなどの機能を利用できるという。
FileMaker Goの画面は、必要に応じて縦向き/横向きにロテートする。またジェスチャー操作でレコードの検索、修正、ソートができる。FileMaker Go for iPadでは、iPadの画面の大きさを生かして「FileMaker Pro のレイアウトを驚くほど忠実に表示できる」(ファイルメーカー)としており、ほとんどの場合、(表示最適化のための)修正の必要はないという。
FileMaker Goは、FileMaker Pro 7以降のデータベースと互換性がある。またFileMaker Goを使用するには、iPhoneまたはiPod touchではiOS 4、iPadではiOS 3.2が必要になる。機能の詳細はこちら。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.