シマンテックは、インターネットで巻き込まれる可能性が高い犯罪や被害者の体験談を紹介する施設を3日間限定で公開している。
シマンテックは、オンライン犯罪の脅威を体験できる施設「Black Market」を東京・大手町メトロスクエアに8月27日まで開設している。インターネット犯罪の内容やアンダーグラウンドで売買される情報の金銭的価値といった内容を知ることができる。
同社広報部によると、インターネットユーザーの多くはオンライン犯罪に巻き込まれると、「PCやインターネットは怖いもの」と考えてしまいがちになるという。「本当に怖いのはインターネットではなく犯罪者。オンライン犯罪の仕組みを正しく理解してもらいたい」(松本順子氏)としている。
施設では、はじめにオンライン犯罪をテーマにした6分間の映像を視聴する。ある会社員が個人情報を盗まれてさまざまな犯罪に巻き込まれてしまう内容だ。知人にも被害が及んで人間関係が破たんしたり、すべての資産を奪い取られてしまったりと被害の恐さが分かる構成である。
さらに、犯罪者が盗み出したクレジットカード情報や運転免許、パスポートといった個人のデータがアンダーグラウンドのWebサイトでどのように売買されているかというデモ、国内でオンライン詐欺やストーカー犯罪の被害に遭った体験者のインタービュー、海外で拘束されたサイバー犯罪者のプロフィールなども展示する。
また同社は、コンシューマー向け統合セキュリティソフトの最新版「ノートン インターネット セキュリティ 2011」を8月27日に発売すると発表している(主な特徴はこちらの記事をご覧ください)。
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