明治製菓、iPadに対応した医療情報配信システムを構築導入事例

明治製菓のMRがiPadを使った医薬品の説明を行うことになる。動画などのデジタルコンテンツも活用する計画だ。

» 2010年12月24日 15時21分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 明治製菓は12月24日、MRが医師などに医薬品情報を提供する際に使用する端末として、50台のiPadを導入したと発表した。医薬品情報の提供には複雑な薬理作用や専門的な医学情報を伴うため、動画などのデジタルコンテンツとしてiPadで紹介する仕組みを構築している。

 コンテンツ配信プラットフォームには、インフォテリアの「Handbook」を採用した。Handbookの採用理由は、本社の情報配信担当者がサーバにコンテンツを登録しておけば、現場のMRが無線経由でコンテンツを取得できること、また、取得したコンテンツをiPadでオフライン状態でも閲覧でき、無線電波の使用が制限される病院内での利用にも適していたことだという。構築期間は2週間だった。

 明治製菓では、2011年1月から全国76カ所の営業所でこのシステムの導入を進める計画。1年以内に全てのMRにiPadを携行させる予定である。iPadを使用した業務環境に移行することで、同社はペーパーレス化による印刷資材のコスト削減も目指す。

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