センドメールは、送信ドメイン認証の1つであるSPFレコードの設定状況を確認できるツールを無償公開した。PC版とiPhone版の2種類がある。
センドメールは5月16日、迷惑メール対策の送信ドメイン認証の設定状況を確認できる「SPFレコードチェックツール」を無償公開した。PC版とiPhone版の2種類があり、メールサーバ管理者はホスト情報とメールヘッダー情報を入力するだけで、正しく動作しているかを確認できる。
同ツールは、送信元のIPアドレスを認証に用いる「SPF(Sender Policy Frameworks)」を利用して、送信者はドメインが詐称されていないことを宣言し、受信者がメールの実際の送信元をドメイン単位で確認する、迷惑メール対策の設定状況を確認できるもの。
センドメールのWebサイトにアクセスし、確認したいメール送信元のIPアドレスとメールヘッダーを入力すると、「pass(認証成功)」や「permerror(送信元のSPFレコードの文法的な誤りなどによる永続的なエラーのため認証処理を失敗)」といったメッセージが表示され、状況を把握できる。
同社では今後、もう1つの送信ドメイン技術である「DKIM」用のツールや、Android対応版などの提供も予定している。
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