日本HPは最上位モデルとなるx86サーバ「HP ProLiant DL980 G7」を機能強化した。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月15日、x86サーバ「HP ProLiant」シリーズの最上位モデルとなる「HP ProLiant DL980 G7」にインテル Xeonプロセッサ E7ファミリーを搭載した機能強化モデルを発表した。同日から販売を開始する。
最新版では処理性能を強化した。1CPUあたりの最大コア数を10コアとしたことで、合計で80コア、160スレッド、メモリを2テラバイトまで拡張できるようになった。信頼性の面では、2チップのメモリ故障にも耐えるDDDC(Double Device Data Correction)を搭載したことで、メモリ障害によるシステム停止頻度を66%削減したという。
消費電力も削減。定電圧メモリサポートにより従来比で10%の省電力化、80Plus Platinumを取得して変換効率94%の高効率電源を実現した。
同社が何よりも強調するのが価格である。従来、2テラバイトのメモリを搭載するサーバを導入するとなれば数千万円規模の費用がかかっていたが、DL980 G7では最新型のCPUを搭載しても1200万円前後に抑えることができるという(最小構成価格は税込みで363万900円)。
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