「ebXML MS 3.0」準拠のEDIクライアントを搭載、DALが最新版ソフト

データ・アプリケーションは、「JEITA共通クライアントVer 2.0」に相当した機能を持つEDIパッケージソフトの最新版を発売する。

» 2011年07月28日 18時14分 公開
[ITmedia]

 データ・アプリケーション(DAL)は7月28日、EDI(電子データ交換)用パッケージソフトの最新版「ACMS E2X 3.8」および「ACMS B2B 3.8」を発表した。いずれも29日に販売を開始する。

 ACMS E2X 3.8はシステムやアプリケーションを連携する機能を提供。ACMS B2B 3.8は企業間のデータ連携環境を構築するための製品。最新版ではともに、企業間電子商取引の国際標準「ebXML MS 3.0」に準拠したクライアント機能を実装する。電子情報技術産業協会(JEITA)が無償提供する「JEITA共通クライアントVer 2.0」相当の機能を持ち、ebXML MS 3.0のサーバ機能を持つ取引先やサービスプロバイダーなどと、インターネットを介してデータのやり取りが可能になる。

 ebXML MS 3.0は、製品が含有する化学物質などの情報の開示・伝達手段として、産業環境管理協会が運用する「JAMP情報流通基盤(JAMP-GP)」にも採用されている。新製品からJAMP-GPにアクセスして、化学物質に関する情報をスムーズに入手したり提供したりできるという。従来の全銀手順や全銀TCP/IP手順、ECALGA、RosettaNet、EDIINT AS2を利用したEDにも対応し、EDIにかかわるコストの削減も支援する。

 販売価格はACMS E2X 3.8が150万円(税別)から、ACMS B2B 3.8が100万円(同)となっている。

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