HP製スイッチの付属機器にウイルス感染の発覚

「HP ProCurve 5400 zl」シリーズに付属するコンパクトフラッシュカードがウイルスに感染している恐れがあるという。

» 2012年04月13日 07時05分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Hewlett−Packard(HP)のシャーシ型スイッチ「HP ProCurve 5400 zl」に付属するコンパクトフラッシュカードがウイルスに感染している恐れがあるとして、同社が4月10日付でセキュリティ情報を出して対応を促している。

 それによると、影響を受けるのは2011年4月30日以降に販売されたHP 5400 zlシリーズのスイッチ。シリアル番号はHPのアドバイザリーで参照できる。感染したコンパクトフラッシュをPCで再利用すると、システムの完全性が損なわれる可能性があるという。危険度は共通指標のCVSS 2.0のベーススコアで3.7(最高値は10.0)となっている。

 HPではこの問題を解決するために2つのオプションを用意した。ソフトウェアパージのオプションでは、問題のあるファイルとディレクトリを削除するためのスクリプトを管理者向けに提供。もう1つのハードウェアオプションではManagement Moduleの交換に応じるが、こちらの場合はいったん電源を切る必要があるためダウンタイムを伴うとしている。

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