Intel決算は増収減益 Atomスマートフォン登場の第2四半期は強気の見通し

ポール・オッテリーニ社長兼CEOは、第2四半期に初のIntelベースのスマートフォンが登場すると語った。

» 2012年04月18日 07時28分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Intelが4月17日(現地時間)に発表した2012年第1四半期(1〜3月期)の決算は、売上高が前年同期比0.5%増の129億600万ドル、純利益は13%減の27億3800万ドル(1株当たり53セント)だった。非GAAPベースの1株当たり純利益は56セントで、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測の50セントを上回った。

 営業利益は8%減の38億1000万ドル、粗利益率は前年同期比で2.6ポイント上がり、64%だった。

 部門別では、売り上げの約6割を占めるPCクライアントグループの売上高が2%減の84億5100万ドル、サーバ向けプロセッサを扱うデータセンターグループの売上高が前年同期比0.4%減の24億5300万ドル、モバイル端末やNetbookなどを扱うその他の部門の売上高が6%減の1億750万ドルだった。McAfeeやWind Riverを含むソフトウェア&サービス部門の売り上げは5億7100万ドルだった。

 ポール・オッテリーニ社長兼CEOは「第2四半期には初のIntelベースのスマートフォンを市場に投入し、22ナノメートルプロセスルールとトライゲートトランジスタ技術を採用した製品を出荷し、サーバ製品の出荷を加速する」と語った。

 第2四半期(4〜6月期)の見通しについては、売上高を136億ドルプラスマイナス5億ドル、粗利益率は62%プラスマイナス2ポイントと見込んでいる。

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