米Atariが破産法適用を申請 独立モバイルゲームメーカーとして再建を目指す

米Atari Inc.が、経営不振の親会社、仏Atari S.A.から独立し、モバイルゲームメーカーとして再建するために米連邦破産法11条(チャプターイレブン)の適用を申請した。

» 2013年01月22日 10時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 atari 1

 米Atari(Atari Inc.)は1月21日(現地時間)、3つの系列会社とともに米連邦破産法11条(チャプターイレブン)の適用を申請したと発表した。経営不振で構造的な赤字を抱える親会社、仏Atari S.A.(旧Infogrames)から独立し、デジタル/モバイルゲーム分野での成長を目指す。

 同社は向こう90〜120日間に“米国民の90%に親しまれている”企業ロゴや「Pong」や「Asteroids」などの人気ゲームタイトルを含むほぼすべての資産を売却する。

 1972年にノーラン・ブッシュネル氏が創業したAtariは、アーケードゲームのパイオニアとして知られる。1984年の分裂の後、数社の手にわたり、2000年に現在の親会社に1億ドルで買収された。

 最近はiOSおよびAndroid向けのゲームアプリに注力しており、「Outlaw」「Breakout」「Asteroids Gunner」などのゲームをリリースしている。

 atari 2 AtariのWebサイト

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