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» 2013年09月24日 10時00分 UPDATE

Oracle OpenWorld San Francisco 2013 Report:ビッグデータ分析に生き残りを賭けるOracleカスタマー (1/2)

2日目を迎えたOracle OpenWorld San Francisco 2013では、午前の基調講演にOracleのプレジデント、マーク・ハード氏が登場、激しさが増す競争をビッグデータ分析で勝ち抜こうとしているAirbus、ソフトバンク、ニューヨーク証券取引所らの事例を紹介した。

[浅井英二,ITmedia]
oracleteam01.jpg 「海のF1」アメリカスカップを防衛艇として戦うオラクルチームUSA。Oracle OpenWorldでもこの話題で持ち切りだ

 米国時間の9月23日、6万人が参加する過去最大の「Oracle OpenWorld San Francisco 2013」が2日目を迎え、モスコーニセンターは早朝から顧客やパートナーらでごった返した。

 午前の基調講演にはOracleのプレジデント、マーク・ハード氏が登場、モバイルやソーシャルといった新たなテクノロジーの浸透によって情報システム部門への期待やチャレンジが高まる中、ビッグデータ分析を中心とするOracle自慢のソリューションについてユーザー事例を交えながら紹介した。

 「今も多くの企業では20年前のアプリケーションが業務を支えている。FacebookやTwitterはおろか、インターネットすらなかった時代遅れのアプリケーションだ。将来を考えればこれらを何とかしなければならない」とハード氏。ソーシャル、モバイル、アナリティクス、そしてクラウドという、いわゆる「SMAC」テクノロジーに取り組むにも、その運用保守に膨大なコストが掛かるレガシーアプリケーションの効率化は避けては通れない。

hurd01.jpg Oracleのプレジデント、マーク・ハード氏

 「しかも毎年データは40%ずつ増えていく。100ペタバイト必要だからといって、CFOに7億ドル使いたい、と言ったらどうなる? すぐにその場を立ち去らなければならないだろう」(ハード氏)

 先ずは既存IT資産をモダナイズすることでコストを削減して余力を生み出さなければ、ビジネスのデジタル化によって多様化する顧客接点の統合・強化や「個」客の分析もおぼつかない。

 ハード氏は、「既存IT資産の効率を高めると同時にイノベーションを実現するにはどうすればいいのか。Oracleは同じメッセージを繰り返し伝えてきた。われわれは(垂直統合型の)Engineered Systemsを核としてITを簡素化し、同時にイノベーションを実現していく戦略に賭けている」と話す。

AirbusやソフトバンクがOracleでビッグデータ分析

 航空機メーカーの雄である欧州のAirbusは、機体に搭載された10万個に上るセンサーのデータをOracleのビッグデータソリューションで解析、テストフライトのサイクルを1/6に短縮することで開発のスピードアップとコスト削減に大きな効果を上げているという。

 ビデオで登場した同社のファブリス・ブレジエCEOは、「納入後もセンサーデータを活用し、例えば、故障予知分析に生かすことで、機体の保守を最適化できる。信頼性を高められ、航空会社との関係も深めることができる」と話す。

 Oracleのビッグデータソリューションは、非構造化データを効率良く格納するHadoopやOracle No SQL Databaseと、構造化データを得意とするOracle Databaseを高速のコネクタで結び、使い慣れたSQLで扱えたり、R言語で分析できるのが特徴だ。事前に統合され、コスト効果に優れたEngineered Systemsの「Oracle Big Data Appliance」も用意しており、ExadataやExalyticsと組み合わせることでさらに高い効果を狙えるという。

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