スケールアウトソリューションのポートフォリオを拡充 日本HP

日本HPは、Linuxディストリビューション「Canonical Ubuntu Server」と、「インテル Xeon プロセッサー E5-2600 v2」製品ファミリーを搭載した6ラインアップを発表した。

» 2013年10月04日 17時48分 公開
[ITmedia]

 日本HPは10月4日、Linuxディストリビューション「Canonical Ubuntu Server」の販売を開始するとともに、マルチノードサーバの新モデル「HP ProLiant SL2500 Scalable System」をはじめとする最新プロセッサー対応の6ラインアップを発表した。

 Canonical Ubuntu Serverは、スケールアウト型システムに最適化されたオープンソースのLinuxディストリビューションだ。日本HPのコールセンターが窓口となり、Canonical社のサポートエンジニアとの協調体制の下で、HP ProLiantサーバと「Canonical Ubuntu Server」のテクニカルサポートを一括対応する。「Canonical Ubuntu Server」はライセンス/サブスクリプションが不要で、製品価格はテクニカルサポートの料金となり、いつでもテクニカルナレッジをもったサポート体制にアクセスできる安心を得ながら、大量ノードのスケールアウト型システムをコスト効果高く導入することができる。

 1年標準時間サポート込みの「Canonical Ubuntu Server Standard」の希望小売価格は7万1400円(税込)、3年24x7サポートの「Canonical Ubuntu Server Advanced」は31万800円(税込)。

 また日本HPは、「インテル Xeon プロセッサー E5-2600 v2」製品ファミリーを搭載した「HP ProLiant SL2500 Scalable System」、「HP ProLiant SL6500 Scalable System」、「HP ProLiant BL460c Gen8」、「HP ProLiant DL360p Gen8」、「HP ProLiant DL380p Gen8」、「HP ProLiant ML350p Gen8」の6ラインアップを新たに発表した。

 新ラインアップとなるマルチノードサーバ「HP ProLiant SL2500」は、スケールアウト型システムに特化した製品の新モデルで、2Uラックマウント型の「HP ProLiant t2500 シャーシ」に最大4台の独立したサーバーノード「HP ProLiant SL210t Gen8 Server」を搭載する。各ノードの独立性や前面ホットプラグHDDなど、高いメンテナンス性は継続しつつ、最新の「インテル Xeon プロセッサー E5-2600 v2」製品ファミリーを最大2基搭載し、従来モデルの2倍以上のメモリ容量を実現したほか、新たに最大96%変換効率を実現する80 PLUS Titaniumパワーサプライや直流電源に対応し、業界最高レベルの省スペースと省電力を実現した。シャーシの奥行きは標準的なラックに入るサイズで設計され、既存環境への導入が容易だという。

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