「World of Warcraft」で危険なマルウェアが流通

World of Warcraftのアカウント情報やパスワードを盗み出すマルウェアが出回っている。2段階認証で保護されたアカウントにも感染するという。

» 2014年01月08日 07時49分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Blizzard Entertainmentの人気オンラインゲーム「World of Warcraft」のアカウントに感染する危険なマルウェアが出回っているという。Blizzardがゲームサービスサイト「Battle.net」の告知で注意を呼び掛けた。

 告知によると、問題のマルウェアは同サイトが提供する2段階認証の仕組みによって保護されたアカウントでも被害に遭っている。感染すると、アカウント情報やパスワードが盗まれる。

 感染しているかどうかはWindowsで「MSInfo」ファイルを作成して確認できる。スタートアッププログラムのセクションに「Disker」または「Disker64」という名称のプログラムがあれば、感染していることを示すという。

 その後の調査の結果、このマルウェアがサードパーティーアプリケーション「Curse Client」の偽バージョンに仕込まれていたことも判明した。ネットで「curse client」を検索すると偽のCurse Websiteが表示され、このWebサイトからマルウェア版をダウンロードさせる手口が使われていたという。

 同マルウェアは1月3日までにほとんどのセキュリティ製品で検出できるようになったといい、同サイトでは感染が見つかった場合の対策についても紹介している。

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