ドコモが「FIDO Alliance」加入、生体でのオンライン認証を提供

Googleなどが推進する生体認証技術の標準化団体に加盟した。

» 2015年05月26日 17時15分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは5月26日、生体情報によるオンライン認証技術の標準化団体「FIDO(Fast IDentity Online) Alliance」にボードメンバーとして加盟することを発表した。27日から世界で初めてFIDO 1.0を活用した異なる生体認証方式でのオンライン認証を開始する。

 FIDO AllianceはGoogleやQualcommなど約200社が参加し、パスワードに代わって公開鍵暗号や生体情報などによる新たな認証方式の標準化に取り組む団体。FIDOを活用して指紋を利用した2段階認証ができるUSBキーなどが既に製品化されている。

 ドコモでは27日から、「dゲーム」などのオンラインサービスへのログインや決済でFIDO 1.0による指紋や虹彩を利用した認証方式を提供する。26日現在での対応端末は「Galaxy S6 edge SC-04G」「Galaxy S6 SC-05G」(指紋)、「ARROWS NX F-04G」(虹彩)、「AQUOS ZETA SH-03G」(指紋)の4機種。

認証方式のイメージ

 同社は、「端末からサービスまでトータルでFIDOを活用した開発経験を生かしてFIDO仕様策定とエコシステムの発展に貢献し、パートナー企業やサードパーティーサービスへの対応拡大も図っていく」と表明している。

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